miosukeさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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恋は雨上がりのように(1)
眉月じゅん / ビッグスピリッツ
リアルだと思う
4
面白い、そして主人公かわいい。
十代のころの年上のひとに恋する感情が丁寧に、きれい、そして現実的に描かれていると思います。
好きなときは、周りの評判がどうあれ、その人だけがキラキラして見えますから。…
続きがとにかく楽しみです。 続きを読む投稿日:2015.12.04
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あなたのための物語
長谷敏司 / ハヤカワ文庫JA
人工知能の恋
3
開発した人工知能(的なもの?)とのラブストーリーとして読みました。SFをそれほど読み慣れていないので、近未来的な設定を味わうには私には力不足で、雰囲気として浸るくらいしかできませんでした。
…それでも、ひとりの研究者が避けられない病による死を前にした恐怖はとてもリアリティがあり、そこで差し出される人工知能(的なもの。でももっと機械に近いので余計愛おしく感じられる)からの、純粋にみえる親愛の感情は、読者である私自身も救われるようでした。
ままならないことばかりで、自分のせいで孤独である主人公の生活はモノクロで、人工知能とのやり取りが徐々に色づきカラーになっていくように感じます。
泣けました。 続きを読む投稿日:2015.12.04
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魔法自家発電
谷和野 / 月刊flowers
いい話!
1
短編集ですが、ひとつひとつの話に密度があり没頭できます。萩尾望都がコメントを寄せているようですが、いい意味で昔の少女マンガのような雰囲気があります。ときめく、というよりいい話で泣きそうになります。後か…らも何度も読み返す、満足度の高い一冊です。 続きを読む
投稿日:2016.01.22
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殺人出産
村田沙耶香 / 講談社文庫
死と生殖についての思考実験、でしょうか。
1
それぞれの話の中で常識が違う世界が構成されており、「なるほど」と思います。興味深く読み進められます。ただ、異なる常識の登場人物たちなので、感情の動きや人間関係に共感したり、心を動かされることはないです…ね。そこが☆-1です。 続きを読む
投稿日:2016.08.23
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キミは知らない
大崎梢 / 幻冬舎文庫
疾走感120%ですね
1
主人公が亡くなった父についてちょっと調べ出したことから、ドミノ倒しのように話が進みます。同行者がコロコロ入れ替わり、日帰りの調査のはずが全然帰れない。読んでる方が「とりあえずもう家に帰りたい・・・」と…いう気分になりました。面白いんですが、ちょっと目まぐるしいです。書籍説明に「疾走感120%」とありますが、まさに。横溝正史のような話から、不気味さを抜いてジュブナイルにしました、という印象です。 続きを読む
投稿日:2016.08.23
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進撃の巨人(18)
諫山創 / 別冊少年マガジン
ついにウォール・マリアへ
0
ウォール・マリア最終奪還作戦開始の巻です。
意外とウォール・マリアにはあっさりたどり着きました。本格的な戦闘は次巻からですね。猿の巨人が動き出しました。不気味で怖い。
作戦前夜という印象の巻ですが、…ちゃんと中身が濃くて面白かったです。
次巻は4月ですか…。待つのが辛い。 続きを読む投稿日:2015.12.09