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ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~
三上延
メディアワークス文庫
本を巡る物語+ライトノベルの展開
20歳を超えてから、ライトノベルを読むことがなかったのですが、久しぶりに手に取ったライトノベルでした。 本屋とか、図書館とか、古書店とか、本を巡る物語が個人的に好きなので、正直、タイトルだけを見て手にしました。 感想は、読んで良かった、です。 本に対して栞子さんが熱く語る描写は、生き生きとしていて、その姿がイメージされます。 また、著者は本に関する情報をよく調べられているなあと感じました。 個人的に残念な点は、大輔さんが全く本を読めないという点。本が読めないのに、店主に憧れただけで、 古書店でアルバイトをするかなあと感じてしまいます。 ただ、本好きの店主が、あまりにも本の虫であるので、一般の方は理解に苦しむ点があるのかもしれません。 少しでも読者がこの物語に感情移入できるようにするために、本が読めない主人公を設定したということで、納得できます。
1投稿日: 2013.09.26
