教養
NHK「100分de名著」ブックス アレクシエーヴィチ 戦争は女の顔をしていない 人びとの声を紡ぐ
あらすじ
戦争を「事実」ではなく「感情」で描いた証言文学の金字塔プロパガンダに煽られ、前線で銃を抱えながら、震え、恋をし、歌う乙女たち。戦後もなおトラウマや差別に苦しめられつつ、自らの体験を語るソ連従軍女性たちの証言は、凄惨だが、圧倒的な身体性を伴って生を希求する。そうした声に寄り添い「生きている文学」として昇華させた本作をはじめ、アレクシエーヴィチの一連の作品は「現代の苦しみと勇気に捧げられた記念碑」と高く評価され、ノンフィクション作家として初のノーベル文学賞を受賞した。原発事故、差別や自由、民主主義等、現代世界への問いを提起し続けるアレクシエーヴィチの文学的価値を親交の深い著者が語る。特別章ではロシアのウクライナ侵攻以降の状況も解説し、読書案内も収載。【内容】はじめに――人びとの声を紡ぐ第1章 証言文学という「かたち」第2章 ジェンダーと戦争第3章 時代に翻弄された人びと第4章 「感情の歴史」を描くブックス特別章 逆走する歴史読書案内
新刊通知
作品情報
Reader Store発売日
:2024.07.04
書誌発売日
:2024.06.25
ページ数
:176ページ
ファイルサイズ
:9.8MB

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