文学
邪宗門
あらすじ
南蛮趣味と西方憧憬に彩られた北原白秋最初の詩集である本書は、親交のあった石川啄木から、「今後の新しい詩の、基礎となるべきものだ」と絶賛された。そこには童謡風なものから浪漫派風に及ぶとても多彩な詩が収められているが、感覚の解放や官能への陶酔といった象徴詩が、北原がもっとも目指したものだった。 また、明治から大正に向かう時代、西洋への憧れが歌われる一方で、 なくなっていってしまう日本の風土への郷愁や哀しみが溢れ出てもいる。白秋は、詩以外にも、「からたちの花」などの童謡や民謡、学校校歌などを数多く手がけている。入り口は歌でも詩でも、そこから始まる白秋の世界を楽しんでみてほしい。

