文学
散文詩・詩的散文
あらすじ
萩原朔太郎は、現代語を使った口語自由詩の先駆者であり、現代まで引き続き愛され、読まれ続けている数少ない詩人だ。本書は、まとまった作品群ではなく、いろいろな小詩を集めたもの。いくつかは、朔太郎の詩的哲学を表明するかのような、強烈な意志と方向性を感じさせる。 “詩は、光である、リズムである、感傷である。生命そのものである。”という「SENTIMENTALISM」や、「感傷詩論」では、“ひとびとよ、美しきひとびとよ、つねに君はせんちめんたるなれ。”と叫ぶ。反権力的であり、理論派で、自由意志を大切にしていた朔太郎。「青ざめた良心」では、良心は脳神経系を犯した一種の黴毒性疾患だとも喝破した。信じられるのはまず自分なのだ。

