文学
土佐日記
あらすじ
男が書く日記を、女も書いてみようと思って。と、男の紀貫之が記した日記文学。934年12月の国府出発から、935年2月の京着まで、旅をしながら毎日何をしていたのか記す模様は、紀行文としても読むことができる。文頭からも読み取ることができる、ところどころに散りばめられたユーモアもひとつの特徴。だが、内容は亡くなった愛娘への思いや、帰京をはやる気持ちなどが中心。歌人らしく、57首もの歌が詠まれている。旅を記しておこうという洒脱な男らしい、風情溢れる文体に後の文学が広く影響を受けていることを、読書の最中にも感じることができるはず。

