文学
旗本退屈男
あらすじ
直参旗本・早乙女主水之介、人呼んで旗本退屈男。額にある三日月型の「天下御免の向こう傷」がトレードマークの剣術の達人だが、天下太平元禄の世にあっては腕を振るう機会がない。口癖のように退屈だと言い、事件が起これば「これは退屈でなくなりそうだ」と嬉々として活躍する。失踪事件、人さらいなど、飄々と解決していく。と同時に「自分の身体は都合よくできていて、目に毒なものがあったり耳に毒なものがあると、見たり聞いたりできなくなる。よって遠慮せず楽しめよ。」と妹・菊路とその恋人京弥を冷やかすなど、茶目っ気のある一面もある。退屈男のあっけらかんとした強さが痛快な時代小説シリーズ。

.jpg?auto=format&lossless=1)