文学
ポラーノの広場
あらすじ
昔、モリーオ市郊外の野原には、市民達が集って祭りを楽しんだというポラーノの広場があった。そこでは、どんな人でも上手に歌うことができるという。博物局員のキューストは、少年のファゼーロから、最近ポラーノの広場が復活したという話を聞く。その場所へ行ってみると…。ファンタジーの世界から現実の俗世間へ、そして俗世間へ自らの手で理想郷を築くにいたるまで。柔らかな童話の世界の中で、賢治の夢見た「共同組合という農村のあるべき姿」が宣言されている。俗を排除せず、それでも自分のできることと理想を追い続ける賢治の姿勢がここにある。

