文学
牛肉と馬鈴薯
あらすじ
明治倶楽部の食堂に集まり、自らの人生観を語る7人の紳士たち。岡本が倶楽部を訪れたのは、彼らの話が盛り上がった頃だった。そのうちの1人は、理想は馬鈴薯だと言う。新天地である北海道に渡った彼は、理想と現実の大きなギャップを痛感し、現実主義に転身した。ステーキに馬鈴薯が付いてくるように、理想は現実の付属物である、と彼は主張し、理想に燃える人を「馬鈴薯党」、現実主義者を「牛肉党」と呼んだ。そこで岡本はぽつりと語りだす。彼にとって、「牛肉と馬鈴薯」よりも大切な事とは…。読んだ後は、自分にとっての「牛肉と馬鈴薯」を考えずにおれない。

