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文学

にごりえ

あらすじ

銘酒屋「菊の井」で働く遊女のお力。お客である結城朝之助に知らず知らず心を許し、ぽつりぽつりと自分の過去を話す中で、お力に入れ込んでいる源七の存在が浮かび上がる。あまりののぼせように稼業の蒲団屋も落ちぶれ、あたたかい家庭すらも壊してしまう源七。一方、不幸な生まれと今の境遇に諦念とも煩悶ともいえない思いを結城にぶちまけるお力。「これが一生か、一生がこれか」。それでもかすかな希望にすがるお力に、結城はぴしゃりと「お前は出世を望むな」と言い放つ。かろうじて気丈さを保つお力と、源七の行きつく先を見届けたなら、今も昔も変わらない「女」という生きもの強さと弱さを考えずにはいられない。

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作品情報

掲載誌・レーベル
:
出版社
:
Reader Store発売日
:
2011.01.21
ファイルサイズ
:
0.1MB