文学
人間失格
あらすじ
太宰治の自伝的な小説。まわりに馴染めず道化を装うことで、どうにか周囲との関係を保っていた。その後、恐怖心を紛らわすため酒や煙草、女へと走り、不倫や自殺未遂の果て、モルヒネ中毒をきっかけに脳病院へ入院させられてしまう。道化や狂人を装ってきた男が、狂人として社会から隔離されるに至る。「(道化は)自分の、人間に対する最後の求愛でした。自分は、人間を極度に恐れていながら、それでいて、人間を、どうしても思い切れなかったらしいのです。そうして自分は、この道化の一線でわずかに人間につながる事が出来たのでした」。一度は悩む他人とのつながり。誰しもが共感できるはずだ。

