この作品のレビュー
平均 4.0 (9件のレビュー)
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どの小説も読んだことないのに、読んだ気になった。また実際に手にとって読んでみたいと思うものばかりだった。
私は普段小説を読まない。読みたい本はたくさんストックしてあるが、なかなかシンプルにいかない…。著者が韓国文学の優れた翻訳者であることは知っているが、まだ読んだことはない。そんな中ではじめてこの本を手に取った。というのも、ある講演会で著者を初めて知り、そこで著者に対して何らかの凄みを感じたからだ。どんな人物なのか知りたいと思った。
私は普段小説を読まないかわりに、詩・エッセイはたまに読む。石牟礼道子や森崎和江はそんな中で出会った尊敬する方たちだ。この本の読了後に、やはりそういった方々に共通するものを著者にも感じた。こういうもので構成されているのか!と思う。
著者の地平から見る小説像は参考になる人が多いのではないだろうか。続きを読む投稿日:2024.02.11
選書のセンス、作品の解説、読書にまつわる個人史など、非常に多角的で、かつどの角度からも深い、というすばらしい本だった。もちろん紹介されている本を読んでみたいという気持ちにもさせてくれる。
わたしは、…映画や本について、作品自体と同じくらい、それを鑑賞した人の感想や体験が興味深いと思うタイプなので、こんな本がもっと読みたいです!続きを読む投稿日:2024.06.11
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