東西両軍が一進一退する関ヶ原に激震が走った。松尾山にある一万五千の小早川秀秋勢が動き、福島正則勢を崩壊させたのだ。家康は小早川の離反に激怒し、石田三成は快哉を叫ぶ。東軍勢は総崩れになり、情勢の急変は南宮山の毛利ほか西軍諸将に伝わった。家康は騎馬五百騎にて退却。一方、三成は一兵も損することなく、三河を抑えた・・・・・・。運命のさじ加減で変わる、驚愕の戦国架空戦記を五篇収録。*風雲関ヶ原 西軍奇跡の逆転勝利*武田信玄、怒濤の天下取り*上杉謙信、乾坤一擲の大決戦*山崎の天下争奪戦*真田幸村の赤備え、徳・・・
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明智光秀が愛宕山に参籠し、里村紹巴らと百韻の連歌会に臨んだのは、天正十年五月二十八日のこと。その席で光秀の詠んだ発句「ときは今あめが下しる五月かな」に重大な疑念を感じた紹巴は、本能寺を訪れ、京都所司代・村井貞勝に光秀の謀反の想いを打ち明ける。信長の行動は素早かった。本能寺が不首尾に終わったとき、光秀は・・・・・・。信憑性のある歴史の可能性を追究した戦国架空戦記を五篇収録。*本能寺脱出! 信長の運命やいかに*進めば往生極楽、仏敵信長を討て*上杉・武田連合軍、遠州に姿を現す*関白政権に対抗する東国政権の帰趨や如何*関が原決戦、三成渾身の謀略戦を制す●桐野作人(きりの・さくじん)1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『猫の日本史』(洋泉社新書)など多数。
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東西両軍が一進一退する関ヶ原に激震が走った。松尾山にある一万五千の小早川秀秋勢が動き、福島正則勢を崩壊させたのだ。家康は小早川の離反に激怒し、石田三成は快哉を叫ぶ。東軍勢は総崩れになり、情勢の急変は南宮山の毛利ほか西軍諸将に伝わった。家康は騎馬五百騎にて退却。一方、三成は一兵も損することなく、三河を抑えた・・・・・・。運命のさじ加減で変わる、驚愕の戦国架空戦記を五篇収録。*風雲関ヶ原 西軍奇跡の逆転勝利*武田信玄、怒濤の天下取り*上杉謙信、乾坤一擲の大決戦*山崎の天下争奪戦*真田幸村の赤備え、徳川軍を打ち砕く●桐野作人(きりの・さくじん)1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『猫の日本史』(洋泉社新書)など多数。
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