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小説

ばにらさま

¥700

(税込)

2023年10月11日配信

あらすじ

二度読み必至!

伝説の直木賞受賞作『プラナリア』に匹敵する、

光と闇が反転する傑作短編集。



1,「ばにらさま」  僕の初めての恋人は、バニラアイスみたいに白くて冷たい・・・・・・。

2,「わたしは大丈夫」 夫と娘とともに爪に火をともすような倹約生活を送る私。

3,「菓子苑」 気分の浮き沈みの激しい女友だちに翻弄されるも、放って置けない。

4,「バヨリン心中」 余命短い祖母が語る、ポーランド人の青年をめぐる若き日の恋。

5,「20×20」  主婦から作家となった私は、仕事場のマンションの隣人たちと・・・・・・。

6,「子供おばさん」 中学の同級生の葬儀で、遺族から形見として託されたのは。



以上6編を収録。



日常の風景の中で、光と闇を鮮やかに感じさせる凄み。

読み進むうちにぞっと背筋が冷えるような仕掛け。

「えっ」と思わず声が出るほど巧みな構成。

引きずり込まれる魅力満載の山本文緒文学!



2021年10月に惜しくも逝去した著者最後の小説集。



解説=三宅香帆



※この電子書籍は2021年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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この作品のレビュー

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作品情報

ジャンル
:
掲載誌・レーベル
:
出版社
:
Reader Store発売日
:
2023.10.11
書誌発売日
:
2023.10.11
ページ数
:
240ページ
ファイルサイズ
:
0.4MB