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ERASE 都市伝説死体消去少女【単話】
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「ある条件付きで死体をキレイにこの世から消し去ってくれるらしいわ」現在、まことしやかに囁かれている都市伝説の少女。彼女に依頼すれば、死体の処理に困ることはない――とは言え、そんな世界とは無縁な女子中学生たちにとっては、単なる娯楽の世間話に過ぎない。ところが、そんな話にドキリとする少女がひとり。名前は大空茜。クッキング部に所属する中学3年生。茜は眉唾な世間話を聞きながら「本当だったら・・・」と思うのだった。彼女には殺したくて仕方ない同級生がいるからだ。毎日のように脅され、お金をむしり取られて、きっ・・・
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家にいたら私たち・・・お父さんに殺されてしまう――
悲痛な兄妹の叫びは大人たちには届かなかった。
僕たちは何のために生まれてきたのか・・・
父親から虐げらる毎日に絶望する。
今・・・自分たちがいる世界は偽物で
夢から覚めたとき僕と妹は、
普通の高校生と中学生になっているかもしれない。
夜の闇はそんな一縷の望みさえも飲み込んでしまうのであった。
父親の魔の手に追い詰められた兄は、ある行動にでる――。 -
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きっと・・・この世の中の全てが偽物なんだ――
世界でふたりぼっちの兄妹の、死体消去少女になる前の絶望と束の間の休息の話。
父親からの暴力を友人や教師に訴えても解決はしなかった。
けれど、警察や児童相談所も結局頼りにすることはできず・・・
大人なんて利己的で信用ならない・・・!
そんなとき、妹から都市伝説である「影猫」の話が。
正体不明の探偵で、トクベツなサイトにアクセスをすることで繋がれるらしいのだが・・・。
妹はその探偵に依頼し、優しかった母の行方を調査しようと言うのだった。
確かに自分たちの味方になりうる存在はもう母しかいない・・・
細い希望を見つけ沸き立つ兄妹だったが、
直後、奈落の底に叩き落される絶望が待ち受けていて―!? -
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「何でお前らみたいなガキのために俺がっこの金食い虫ども!!」
今も夢に見る悪夢・・・。死体消去少女を生んだ痛々しい過去とは――
父親が暴力を振るわない日はなかった。
母親は兄妹を置いてどこかへと姿をくらませた。
生きているのか死んでいるのかも分からない・・・
兄妹はお互いだけが唯一の心の拠り所。
友達にも教師にもそれとなく相談してみても所詮は他人事。
自分たちの身は自分で守らなければ最悪の事態を招いてしまう・・・
死体消去少女を生んだ4年前のあの日の真相が明かされる―― -
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「いよいよ最後の仕上げに入るわよ」
証拠を残さない死体処理の完全犯罪!!けれど代償は大きくて――
少しずつ少なくなっていく同級生だったパーツ。
正気ではいられない数々の死体処理の方法に、精神崩壊寸前の茜。
こんなことになるのならきちんと罪を清算すれば良かった・・・
後悔と自責の念に苛まれるも、現実は変わらず・・・
そして・・・最後の後始末は思いもよらない方法で!?
人生を狂わせる自業自得の結末に、死体消去少女はどんな感情を抱くのか・・・ -
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「そうだわ『条件』まだ話してなかったわね」
死体消去少女の光の宿らない瞳に囚われて・・・もう後戻りはできない――
死体消去少女のまさかの正体に衝撃を受ける茜。
半ば自失したまま、言われるがままに連れていかれたのは校内の地下室。
教師ですら存在を知らない冷たく暗い部屋に奥には冷蔵庫が・・・。
「・・・きゃあああああ!!」
開けると陰湿な同級生『だった』いくつもの物体が!!
おぞましい光景に思考停止する茜だったが、
死体消去少女はそんな茜に見返りを要求するのだった―― -
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「ある条件付きで死体をキレイにこの世から消し去ってくれるらしいわ」
現在、まことしやかに囁かれている都市伝説の少女。
彼女に依頼すれば、死体の処理に困ることはない――
とは言え、そんな世界とは無縁な女子中学生たちにとっては、単なる娯楽の世間話に過ぎない。
ところが、そんな話にドキリとする少女がひとり。
名前は大空茜。クッキング部に所属する中学3年生。
茜は眉唾な世間話を聞きながら「本当だったら・・・」と思うのだった。
彼女には殺したくて仕方ない同級生がいるからだ。
毎日のように脅され、お金をむしり取られて、きっとこのままだと卒業後も怯えて暮らすことになる―・・・
それならいっそ・・・と心身ともに追い詰められた茜によって、事態は急転して!? -
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