高瀬舟(乙女の本棚)
森 鷗外(著)
,げみ(著)
/立東舎
作品情報
*この電子書籍は固定レイアウト方式で作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末での閲覧に適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。
人気シリーズ「乙女の本棚」第31弾は、文豪・森鷗外×イラストレーター・げみのコラボレーション!
小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。
次第に更けて行く朧夜に、沈黙の人二人を載せた高瀬舟は、黒い水の面をすべって行った。
罪人を乗せる高瀬舟の上。弟を殺した喜助の護送を命じられた庄兵衛は、その不思議な様子に興味を持ち、彼に話しかけた。
森鷗外の名作が、書籍の装画やCDジャケットなどで活躍し、本シリーズでは、室生犀星『詩集『抒情小曲集』より』、小川未明『月夜とめがね』、芥川龍之介『蜜柑』、梶井基次郎『檸檬』を担当するなど幅広い世代から支持を得ているイラストレーター・げみによって描かれる。
名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
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商品情報
- シリーズ
- 高瀬舟(乙女の本棚)
- 出版社
- リットーミュージック
- 掲載誌・レーベル
- 立東舎
- 書籍発売日
- 2023.05.18
- Reader Store発売日
- 2023.05.18
- ファイルサイズ
- 84.2MB
※この商品はタブレットなど大きなディスプレイを備えた機器で読むことに適しています。
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この作品のレビュー
平均 4.1 (15件のレビュー)
-
昨日1月19日は、森鷗外の誕生日。
毎年、谷根千にある森鷗外記念館が、無料となります。
友人を誘い、森鷗外旧居「観潮桜」跡地に建つ記念館へ。友人は、wikiでは、誕生日が2月17日になっているけど?と…。まあ旧暦か新暦の違いでしょうとは思いつつ、受付のお姉さんに確認させていただく。
鷗外自身が、誕生日を1月19日と公表していたので、当館ではその意向を受けて、とのこと。
鷗外は、文久2年(1862)生まれ、まだ江戸時代、新撰組が活躍し始めた頃。誕生日は旧暦。
観覧料安いんですけどね。
平野啓一郎氏が、森鷗外をかなり尊敬する作家として評価されているインタビュー映像なども放映されている。舞姫の解説では、私は今まで全く読めていなかったことを知り、再読必要作品となりました。
平野さんは、小学生の時「高瀬舟」を読んで以来、全集読破されているとのことで、鷗外の文章から多くの作品について触れていました。
そして、ショップでは、乙女の本棚「高瀬舟」「木精」が、棚の中央部に迎えられていました。
私も「高瀬舟」が、初めての森鷗外だったと思います。(もしかしたら山椒大夫かもだけど)
有名で教科書にも掲載が多いので、知っている方が多い作品だと思います。
当時、まだその名称を知らずに考えた安楽死のこと。森鷗外は知足と表現している、足るを知るということ。
貧しくも支え合ってきた弟を殺した心優しき男。
罪人舟で晴れやかな、男の表情。
初読から数十年経っても、男の境地にはたどり着けない。
げみさんの、作品と小説がすごく合っています。
続きを読む投稿日:2024.01.20
乙女の本棚シリーズ、げみさんのイラストと物語が絶妙にマッチしていて、イメージが膨らんだ。
喜助がかなりイケメンに描かれていて♡
それにしても…この状況だと喜助はやっぱり弟殺しの罪人になってしまうのか。…
安楽死、昔も今も難しいテーマです。続きを読む投稿日:2024.02.10
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