100日後に別れる僕と彼
浅原ナオト(著者)
/角川書店単行本
作品情報
性的少数者のためのパートナーシップ宣誓制度について受けたインタビューが、萌えるとSNSで注目を集める春日佑馬と長谷川樹の同性カップル。そんなふたりに、同棲生活を延べ100日撮影するドキュメンタリー取材の依頼が舞い込み、同性愛者への理解を広めたい佑馬はそれを受諾する。しかし佑馬と樹は実質的に破局していた。佑馬は樹を説得し、ふたりはカメラの前では仲の良い恋人を演じることに。そんなことを知る由もない制作会社のディレクター茅野志穂は、ありのままの彼らを記録しようと意気込むが・・・・・・。愛を撮る者、愛を偽る者、愛を捨てきれない者。様々な想いが交錯する100日間の幕が上がる。『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』の浅原ナオトが贈る、“多様な性”への“多様でない視線”に対峙する人々の、蹉跌と再生の100日間の記録。
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商品情報
- シリーズ
- 100日後に別れる僕と彼
- 著者
- 浅原ナオト
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 角川書店単行本
- 書籍発売日
- 2023.05.19
- Reader Store発売日
- 2023.05.19
- ファイルサイズ
- 2.3MB
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この作品のレビュー
平均 4.2 (6件のレビュー)
-
Amazonの紹介より
偽りの恋愛を演じる同性愛カップルと、その姿を追う女性デイレクターの記録
性的少数者のためのパートナーシップ宣誓制度について受けたインタビューが、萌えるとSNSで注目を集める春日…佑馬と長谷川樹の同性カップル。そんなふたりに、同棲生活を延べ100 日撮影するドキュメンタリー取材の依頼が舞い込み、同性愛者への理解を広めたい佑馬はそれを受諾する。しかし佑馬と樹は実質的に破局していた。佑馬は樹を説得し、ふたりはカメラの前では仲の良い恋人を演じることに。そんなことを知る由もない制作会社のディレクター茅野志穂は、ありのままの彼らを記録しようと意気込むが……。愛を撮る者、愛を偽る者、愛を捨てきれない者。様々な想いが交錯する100日間の幕が上がる。
『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』の浅原ナオトが贈る、“多様な性”への“多様でない視線”に対峙する人々の、蹉跌と再生の100日間の記録
普通にドキュメンタリー番組を見ているかのような感覚でした。単純に題名の通り、100日後に別れるかと思いきや、ドキュメンタリーの話が来た段階から、もう破綻していて、偽りのカップルとして、取材を受けていることに今後どうなっていくのかが気になるばかりでした。
女性ディレクター、2人の同性カップルの計3人の視点が変えていきながら、それぞれがどのように多様性や性などについて考えているのかが描かれています。
読んでいて思ったのは、同じ「人」でも、十人十色の解釈があり、相手を理解することがいかに難しいことか、しみじみと考えさせられました。
ゲイやレズビアンでも、色んな考え方や好きの対象といったものは千差万別。それはノーマルな人間と変わりません。
ノーマルという表現も、なんとなく失礼な表現になってしまうかもしれませんが、安易に自分と違うというだけで、「もしかして〇〇?」と決めつけは良くないということを感じました。
小説の中にも描かれていますが、女性が仕事の現場で、異性といるとテンションが上がるというだけで、恋をしているという印象は、自分も正直思ってしまったのですが、全てが当てはまるわけではないことに考えさせられました。
そう考えると、こういった同性同士の模様を描いた小説を同性が読んでいるだけで、もしかしてゲイ?と思われているかもしれないことに、広い視野で考えることが大切だなと思いました。
色んな「考え」を持った人物が登場するのですが、それぞれが強くメッセージを訴えているというよりは、等身大の今を会話を通じて、読者にスーッと伝わってくる印象があって、色んなメッセージがしみじみときました。
最後まで、嘘が通せるのか。そして、番組はどうなっていくのか。破綻の裏に隠された真相もあったり、色んな人がいるんだということを改めて感じたりと、じんわりと楽しめました。続きを読む投稿日:2023.06.12
このレビューはネタバレを含みます
上手くいかなかったのか…
レビューの続きを読む
この作者さんの書く上手く噛み合わないとか、すれ違ってしまうみたいな描写が好き。
長谷川は魅力的かもしれないけど
好きになってはダメなタイプ投稿日:2023.12.15
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