完結
リムの友人である商人の少女エリッサが誘拐された。ティグルとリムは、エリッサの手がかりを追って南国カル=ハダシュトに赴く。現地では国を統べる双王が亡くなり、七部族間の抗争が激しくなっていた。運良くエリッサと再会を果たすティグルたちだったが、彼女は現地の騎馬部族の指導者――弓巫女となっていた。カル=ハダシュトに住まう神から授けられる七本の矢の一本をその身に宿し、己の運命も受け入れたエリッサは、ティグルとリムに共に戦ってくれるよう懇願する。しかしこの地では、かつて弓の王と名乗りティグルたちと戦った女、・・・
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カル=ハダシュト島のすべての者が『夢』をみた日から、島の内外で異常な現象が多発していた。島の周囲の海はひどく荒れ、都では大地震で建物が崩壊し、草原では象が暴れ狂う。エリッサは孤立したカル=ハダシュト島の商家を救うため単身、都に乗り込んだ。一方、ティグルとリムは天の御柱から生まれたふたりの子サンディと共に『天鷲』と『一角犀』の大宿営地に帰還する。混乱が増すなか、弓の王を名乗る者ネリーがついに姿を現す。そのネリーに対して、魔弾の神子マシニッサ率いる『黒鰐』と『森河馬』の連合軍が戦いを挑んだ。神を降ろす準備を進めるネリーとの最終決戦が始まる。
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『砂蠍』の暴走により、七部族会議は決裂し、カル=ハダシュトの都は炎上した。ジスタートの使者としてこの地を訪れたソフィーの活躍もあり、ティグルたちは『砂蠍』をからくも退ける。だが、弓の王ネリーは混乱の中で姿を消し、他部族の魔弾の神子と弓巫女たちもそれぞれの目的のために去っていった。つかの間、訪れる平穏な日々のなか、ティグルとリム、エリッサが統率する『天鷲』と『一角犀』の両部族は着々と力を蓄える。そして、ティグルたちはネリーのたくらみを阻止するため、またケットとの約束を果たすため、一千の弓騎兵を率いて宿営地を発った。風雲急を告げる、南の島の魔弾の王伝説、ついに物語は佳境へ!
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リムの友人である商人の少女エリッサが誘拐された。ティグルとリムは、エリッサの手がかりを追って南国カル=ハダシュトに赴く。現地では国を統べる双王が亡くなり、七部族間の抗争が激しくなっていた。運良くエリッサと再会を果たすティグルたちだったが、彼女は現地の騎馬部族の指導者――弓巫女となっていた。カル=ハダシュトに住まう神から授けられる七本の矢の一本をその身に宿し、己の運命も受け入れたエリッサは、ティグルとリムに共に戦ってくれるよう懇願する。しかしこの地では、かつて弓の王と名乗りティグルたちと戦った女、ネリーの影も見え隠れしていて・・・・・・新たな地で紡がれる誰も知らない魔弾の王の伝説、開幕!!
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