書店員と二つの罪
碧野圭(著)
/PHP研究所
作品情報
ベストセラー「書店ガール」シリーズの著者が描く、慟哭のミステリー。書店員の椎野正和は、ある朝届いた積荷の中に、少年犯罪者の告白本があるのを知って驚く。それは、女子中学生が惨殺され、通っている中学に放置された事件で、正和の同級生の友人が起こしたものだった。しかも正和は、犯人の共犯と疑われてしまい、無実が証明された後も、いわれなき中傷を受けたことがあったのだ。書店業界が「売るべきか売らないべきか」と騒然とする中、その本を読んだ正和は、ある違和感を覚えるのだが・・・・・・。出版・書店業界の裏事情を巧みに盛り込んだ、著者渾身の長編小説。
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商品情報
- シリーズ
- 書店員と二つの罪
- 著者
- 碧野圭
- ジャンル
- 小説 - ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
- 出版社
- PHP研究所
- 書籍発売日
- 2021.02.04
- Reader Store発売日
- 2021.02.12
- ファイルサイズ
- 0.5MB
- ページ数
- 288ページ
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この作品のレビュー
平均 3.5 (63件のレビュー)
-
てっきりビブリオミステリーだと思って図書館にリクエストしましたが、読んでみたら全然違う未成年者による猟奇殺人の話だったのですが、せっかくリクエストした本だし(泣)最後まで読みました。
書店で契約社員…として働いている椎野正和は17年前に中学の同級生の田上紗耶香が死我羅鬼潔と名乗る隣の家の少年に猟奇殺人によって殺されています。
隣の家の藤本創(はじめ)こそが犯人であり、創の弟の祐(たすく)と正和の弟の秀和は親友同士でした。
マスコミは正和の指紋が出たという警察の調べにより椎野家にも押しかけ、一時は共犯の可能性を示唆された忌まわしい事件。
その創は出所して17年後の今になって告白本を出版し、正和が働く書店にもその本が入荷してきます。
正和は最初は見るのもおぞましく感じた17年前の事件の本ですが、同級生の加藤つぐみと17年ぶりに会ったり、週刊誌のライターの青木につきまとわれるようになり、つい問題の告白本を読んでしまいます。
そこで、正和は殺人現場である学校の描写などの違いから告白本を書いたのは本人ではないということに気が付きます。
では告白本を本当に書いたのは誰なのか…。
最後はとんでもない結末でした。
『贖罪』という言葉の重みには軽々しく口にできないものがあるのだということがよくわかりました。
あまり気分がよくなる本ではありませんがミステリーとしてはよくできていると思いました。
そしてまた、実際にあったこのような猟奇的殺人事件でも、確か告白本が出ていたことを思い出し、事件の重さを考えさせられました。続きを読む投稿日:2021.06.01
この著者の『書店ガール』を先に読めば良かった… 。読了後、なんとも言えない重苦しさが残った。
『告白 名古屋東部女子中学生殺人事件 死我羅鬼 潔著』が発売された。犯人の告白本により書店員、…椎野正和は封印したはずの17年前に引き戻されていく。
なぜ幼なじみの創はあんな事件をおこしたのか?クラスメイトの沙耶香が選ばれた理由とは?
共犯者と疑われマスコミに追われた正和は名古屋を出て一人東京にやってきた。
書店員の日常がよくわかる。話題本や有害図書の扱い。書店と版元の利害関係などに興味を惹かれた。書店大賞授賞式には全国から書店員が集まる。交流の場での会話や名刺交換会がリアルで、近づく本屋大賞の日もきっとこんな感じだろうと想像を膨らませながら読んだ。
雑誌記者の青木が残した取材ノートから真実が徐々に明らかになっていく。
"言わなかった罪"と"言う罪"の重さを問うラスト。母親からの呪縛の言葉がいつまでも消えず胸が苦しくなった。
続きを読む投稿日:2024.03.08
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