王女アレクシアはかつて、驚くほど自分とそっくりな顔をした少女に出会ったことがある。うら寂れ、冷えきった聖堂にいたのは、襤褸をまとった物乞いの少女――。偶然にすぎない、その一度きりの邂逅が、いずれ数え切れない命を食らいつくす陰謀を呼ぶことになろうとは、いったい誰に予想できただろうか。生き写しのような姿をしながら、身分も境遇も正反対の二人がその立場を“入れ替えた”とき、波乱に満ちた物語の幕があがる!!
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死に瀕した国王の言動から自らの出生に疑いをもったディアナは、紆余曲折を経てアレクシアと再会を果たす。アレクシアは自分たちの出生の秘密を確かめるため、一人で生誕の地を目指した。そこで当時の生き証人から聞かされたのは、二人の驚くべき血の繋がりだった。時を同じくして国王が崩御。王位はエリアスが継承することになった。だが、戴冠式当日、残酷な企みが幼い王太子を襲う・・・・・・。ついに玉座への野心を露にした異母兄ウィラード。過去にすべてを失い、最後に“ウィラードの野心”を信じるセラフィーナ。敵対するグレンスター公爵家の、長きにわたる野望。その時、同じ姿をしながら別々の道を歩んできた二人の選択は? 王国を揺るがした身代わり陰謀劇、涙の完結巻。
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「王女アレクシア」をのせた旗艦が沈められ、約二ヶ月。いまやアレクシアは迂闊に宮廷に戻ることもできず王都の片隅に身を隠し、一方のディアナは、戸惑いながらも必死で王女を演じる日々。だが、この身代わり劇が、初めから仕組まれていたものだったとしたら? 二人の生き写しのような姿が、単なる偶然ではなかったとしたら? 思いもよらぬ残酷な真実が、そこに隠されているとしたら・・・・・・!?
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娼館へと売られた王女アレクシア。同じ境遇の少女たちと逃げ出すも、あと一歩のところでアレクシアだけが連れ戻されてしまう。一方、万が一の際の王女の身代わり役として、公爵家に雇われていた少女ディアナ。アレクシアが行方知れずとなった今、本当に「王女」として振る舞わねばならぬ事態となった。失敗すれば、己の命すらも危うくなるというのに――。そこへ、王女の最も身近な存在である護衛官ガイウスが、主の無事を聞きつけ、ラグレス城までやって来て・・・・・・!? 生き写しのような姿をしながら、正反対の境遇で生きてきたアレクシアとディアナ。ふたりの少女を引き寄せた、驚愕の陰謀とは――。
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王女アレクシアはかつて、驚くほど自分とそっくりな顔をした少女に出会ったことがある。うら寂れ、冷えきった聖堂にいたのは、襤褸をまとった物乞いの少女――。偶然にすぎない、その一度きりの邂逅が、いずれ数え切れない命を食らいつくす陰謀を呼ぶことになろうとは、いったい誰に予想できただろうか。生き写しのような姿をしながら、身分も境遇も正反対の二人がその立場を“入れ替えた”とき、波乱に満ちた物語の幕があがる!!
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