ハジの多い人生
岡田育(著)
/文春文庫
作品情報
1990年代、痴漢だらけの満員電車で都内の女子校へ通学する思春期を過ごしつつ、
メガネ男子に萌え、16歳で献血を初体験。大足コンプレックスにレーシック、
恋愛、化粧、髪形、三十路で開眼したタカラヅカに、音楽やインターネットに至るまで――。
「変わってる」「非モテのオタク、腐女子」と言われようと、
世界のハジッコでつぶやき続ける著者会心のデビュー作。
宇垣美里さん(フリーアナウンサー)も絶賛!
『ハジの多い人生』というタイトルは「恥」ではなく「端」、中心に対する周縁を指している。
私はいつも世界の隅、真ん中じゃなくハジッコ部分を生きており、無駄を嫌う人が
削ぎ落としてしまうような、雑多な余白にこそアイデンティティを置いている。
「文庫版のためのまえがき」より
※この電子書籍は2014年5月に新書館より刊行された単行本を、文春文庫より文庫化したものを底本としています。
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商品情報
- シリーズ
- ハジの多い人生
- 著者
- 岡田育
- 出版社
- 文藝春秋
- 掲載誌・レーベル
- 文春文庫
- 書籍発売日
- 2020.04.08
- Reader Store発売日
- 2020.04.08
- ファイルサイズ
- 1MB
- ページ数
- 304ページ
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この作品のレビュー
平均 3.0 (4件のレビュー)
-
インテリジェンダーオタク臭がして、まとめ買いした時に買っておいた本。(注: この個人的ジャンルにはジェーン・スー、酒井順子、三浦しをん等が入っております)
読んでみたら全くの同世代、かつ女子中高出身…(いやこっちのほうがお嬢様感と偏差値は下であろうが)、なんなら出身大学もおんなじであったと気づくのだが、いやいやこんな美女の才女だったら人生イージーモードだぜ…と性格と育ちの悪い私は思わずにはいられない。
いられない、のだが、この人にはこの人なりの生きづらさやそれを補ってあまりある自意識とか考察があるんだなあというのが非常にウィットに富んだ筆致で書かれており、とても面白かった。
タイトルのハジ=端、であり、ドーナツみたいにみんな何かの端にいるもんで、全てが「普通」なのだよと筆者は言う。読んでるとだいぶ一般の「普通」とは違う気もするのだが、それがまた自分を顧みて「うーん、みんな多かれ少なかれこんなもんなのかな」ってちょっと肩の力がぬける、そんな良いエッセイだった。
個人的語りになるが私は「自分はメインストリームじゃねえなあ…」というのが口癖だったんだけど、大通りっぽい真っ直ぐの道しかなくて脇道にそれちゃった、って考えるより、世界はドーナツみたいな円になってて端っこにいるんだよー、端っこから中心を見ているよう、ってほうが、置いていかれる感がなくていいなって思ったりしました。うまく説明してくれてありがとうオカダさん。
なおサンジャポの闇キャラで名を馳せた(?)宇垣美里アナウンサーの解説が思った以上によくてびっくりしたので、ぜひ文庫を手に取った方は最後まで読んでいただければと思う(何様だわたし)
ちなみに同じインテリジェンダー臭で手に取ったLEAN INはまだ読めていない。あ、ジャンル違うか。
しかし私もこんだけ頭良ければ一冊くらい書をしたためられたかもしれない。あーあ、オカダさん、つくづくハードモードな人生だよあたいは(何様だわたし)
続きを読む投稿日:2020.05.18
このレビューはネタバレを含みます
面白かったです。“ハジ”は端っこという意味。
レビューの続きを読む
表紙のドーナツみたいな、「普通」なんて無いので皆さん距離の違いはあれど端っこに居るはずで勿論わたしも…と、岡田さんの文章にしみじみ頷きました。
端っこから…のほうがよく見える事もある。色々な所にも移動しやすい。たぶん。「普通」の定義が狭い人間は、「世界」の定義が狭い。世界は広いほうがなにかと面白いです。
こちらは知らないけど相手は自分のことを知っている、という状況にはあまりなったことがないけれど、声かけても自分は名乗らないの怖いな。リアルで声かけるならわたしもアカウント名を名乗ってるけど(たぶん…覚えてる出会いのとき名乗ってる)……距離感は間違えちゃいけない。。
ふふふと読んでいると、第五章ラストの文章にゾクッとしました。約10年前か。あれから随分と、世界はきな臭くなりました。
岡田さん、Twitterでの引用リツイートでのコメントありがとうございます。他の作品も読みます、、続きを読む投稿日:2023.01.03
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