小説
沼に沈む骨は愛を語らない 超能力者には向かない職業
シリーズ内の平均評価:
(4)
「人の気持ちになって考えなさい」という母の言葉通りに〝人の意識に入り込む能力〟が幼少期に身についていた刑事の麦子。ひょんなことから、田舎町でしばらく休暇をとることになった。そこでは、ある一家の長男が書き置きを遺したまま、池で溺死した事件が起きていた。一見自殺に思われたが、成就しなかった恋心に囚われたままの人々の思いが事件の真相に複雑に絡み合っていて――。
便利な購入方法
-
-
元刑事の麦子は幼い頃に身についた、「人の意識に入り込み、記憶や感情を読める」不思議な力がある。ただし、その力を制御することができない。ある日、麦子は警視庁に「研修」という名目で呼び出され、病院で眠ったままの男性から感じることをなんでも教えて欲しいと言われる。断片的な記憶を読み取った先にわかったのは、複雑に絡み合う人と事件。超能力は麦子の力になるのか――。
-
-
人の意識に入り込み、記憶や感情が〝読める〟刑事・麦子。しかしその力は制御不能で肝心な部分は自分の足で確かめるしかない。そんな麦子は、あるマンションから「――どうしてヨッチャンはマリコサンを殺してしまったんだろう」という声を脳内で聞く。そこではかつて活躍したデザイナーやモデルたちが寄り合って住んでいた。聞き込みをしている矢先、実際に死体が発見されて――。
-
-
「人の気持ちになって考えなさい」という母の言葉通りに〝人の意識に入り込む能力〟が幼少期に身についていた刑事の麦子。ひょんなことから、田舎町でしばらく休暇をとることになった。そこでは、ある一家の長男が書き置きを遺したまま、池で溺死した事件が起きていた。一見自殺に思われたが、成就しなかった恋心に囚われたままの人々の思いが事件の真相に複雑に絡み合っていて――。
-
-
-