27時の怪談師
問乃みさき(著者)
/角川ホラー文庫
作品情報
事故物件から事故物件へと移り住み、事故履報告義務のない物件に変える棲師(すみし)を生業としている、霊能力者の亜嵐。だが本当の姿は、生きた人間より幽霊の方がマシだという、ただの引きこもり。今回依頼を受けて引っ越すことになったのは〈住むと不幸になる呪いのマンション〉と呼ばれていて、しかも女性が自殺したマンションの一室。このマンションに住んでいた人は不気味がり、怯え、とうとう皆出て行ってしまった。そこにオッドアイの怪談師・ナイトが現れる。明夜行われるトークライブでこの呪いのマンションの〈真実〉を語りたいので、真実探しの協力をしてほしいとのこと。どうやら先日あった怪談ライブで、呪いのマンションの話をした怪談師が話し終えた途端、血を吹いて倒れてしまうという怪奇現象が起きたのだという。しかも2人も――。その理由は〈真実〉が語られていないからだと推測し、2人は協力して真実を探しだそうとするが、ライブまでは残り34時間を切っていて・・・・・・。引きこもりの〈棲師〉×美形オッドアイの凸凹コンビが怪奇現象の裏に隠された真実を浮かび上がらせていく!
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商品情報
- シリーズ
- 27時の怪談師
- 著者
- 問乃みさき
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 角川ホラー文庫
- 書籍発売日
- 2019.10.24
- Reader Store発売日
- 2019.10.24
- ファイルサイズ
- 1.5MB
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この作品のレビュー
平均 3.4 (7件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
事故物件を渡り歩き、悪霊を除霊する霊能者・棲師。の正体は、告知義務を失くす為に住む仕事を請け負った、ただの引きこもりだった。人との交流が皆無な生活を望む彼。しかし、ある日派手な怪談師が尋ねてきたその日から、平和な日常は喧騒の中に放り込まれる。
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***
幼少期に抱えた対人のトラウマから究極の人間恐怖症になってしまった棲師「亜嵐(あらん)」と怪談師を生業とする、「弔ナイト(とむらないと)」が、協力して亜嵐が住むように依頼された事故物件で起った怪奇現象の真相を解明していく物語。怖い描写は少なめで、真相を解明するための調査や、真相を怪談調にして語る部分が多い。怖がりながら読む類の本ではないという事を最初に。 読んでいて面白いのだが、キャラクターの癖が非常に強くびっくりしてしまった。とにかく設定が濃い。 事故物件に暮らす棲師は実は霊能者ではなく対人関係のトラウマをこじらせ究極のひきこもりになってしまった、亜嵐。そして、その亜嵐の元へずかずかとやってきて振り回しまくる、見た目が派手派手な怪談、弔ナイト。この弔ナイトにも過去に因縁があり、その因縁から危険な怪談を語るように「あの方」とあらわされる人物に命じられたりと、いろんな要素がもりもりだ。最初は非常にとっつきにくいと感じたが、読んでいて癖になる。(でも設定が多すぎてその設定いるか?となったものもある) 怪異を退け強制的にそこに棲む幽霊をどうにかするということはせず、幽霊が何故その様になって、そんなことをするのかという背景を事実に基づいて2人で解明していく様は好感がもてた。そしてその解明した真相を怪談師が語り、答え合わせしていくシーンも感慨深い。別の目線から怪談を見るだけで、こんなにも違った味わいを見れて新鮮だった。亜嵐と弔ナイトの過去は殆ど明かされておらず、今後続編が出て明かされるのだろうか?弔ナイトに関しては、凄まじい過去を抱えているので是非読んでみたい。謎がなぞのままではあまりに大きすぎるので、続編が出て真実が知れることを望む。文章の軽快さに救われてそうも思わなかったが、どの怪奇現象も根底には人の業というものがあった。この文体じゃないと多分胸焼けがしていたと思う。亜嵐と弔ナイトがラストシーンで楽しそうにしてるのはよかったなぁ。これから2人の抱えている過去の因縁が解決して、もっと楽しそうにしてほしい。投稿日:2021.01.29
事故物件を渡り歩く引き籠りと怪談を語ることを生業としている二人のバディ(?)物。
何故その怪異は起きたのか、その真意は?
というディテール。
怖くはない、どちらかと言えばほっこりしてしまう。
続きを期…待。続きを読む投稿日:2022.05.13
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