天才サックス奏者が不惑を過ぎて初めて知る、狂おしい恋の味。栗本薫、幻のやおい小説がデジタルで甦る。世界のヤシロとその名を讃えられる天才サックス奏者、矢代俊一。音楽に身を捧げ、妻との死別もマフィアとの軋轢も乗り越えてきた彼が、不惑の歳を過ぎて初めて知る、狂おしい恋の味。男性同性愛という形による、どうにもならない激しい衝動と音楽にかける想いの物語。栗本薫が亡くなる1ヶ月前まで書き続けられた2万枚もの遺稿は、天狼プロダクションによって自費出版された後に絶版となったが、没後十年を経た今、電子版として、正・・・
便利な購入方法
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痛手を負いながらも渥美の暴行から救出された俊一へ、なんと渥美からの詫びの電話が・・・・・・矢代俊一シリーズ13巻。
手酷い怪我を負いながらも、俊一は金井恭平、黒田吾朗によって渥美公三の非道な暴行からかろうじて救出された。脅迫に使われていた写真やビデオも2人によって処分され、脅威は去ったかに見えたが・・・・・・ようやく自宅でくつろぐ俊一に、なんと渥美公三から謝罪をしたいと電話が入るのだった。俊一が赴いたレストランの個室で、げっそりとやつれ果てた渥美は彼に神妙に詫びの言葉を繰り返すのだったが、次第に彼のなかで狂気が頭をもたげ豹変していく。それはまた、矢代俊一の転機となる一連の出来事の発端ともなるのだった。矢代俊一シリーズ第13巻。
【著者】
栗本薫
1953年東京生まれ、2009年病没。1977年群像新人文学賞評論部門を、1978年江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。小説は栗本薫名義、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ、伊集院大介シリーズ、魔界水滸伝などのシリーズ作品をはじめとする小説のほか、評論、エッセイなど400点を越える著作が刊行された。また、ミュージカルを手掛けるほかジャズ・アルバムとして「THE LAST LIVE」がある。 -
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神の苑頌霊教団とのトラブル、そして止まるところを知らぬ渥美の妄執もついに終局の時を迎えるのだった。
全国ツアーも終わり穏やかな日々が矢代俊一に戻ろうとしていた。だが、彼に妄執を募らせる渥美公三からの電話の、あまりの理不尽にたまりかねた俊一が仕事を降りたいと言ったことがきっかけとなり、自身をすら破滅させかねない狂気へと渥美公三は突き進む。そして、多数の企業を巻き込んだプロジェクトに関わる契約のために仕事を継続せざるをえない俊一を自分のアトリエに呼び出し、暴虐の限りを尽くす渥美公三。しかしそれが頂点に達したとき、ついにこの妄執も終局の時を迎え、さらに神の苑頌霊教団の脅威も野々村の暗躍により解決に至るのだった。
【著者】
栗本薫
1953年東京生まれ、2009年病没。1977年群像新人文学賞評論部門を、1978年江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。小説は栗本薫名義、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ、伊集院大介シリーズ、魔界水滸伝などのシリーズ作品をはじめとする小説のほか、評論、エッセイなど400点を越える著作が刊行された。また、ミュージカルを手掛けるほかジャズ・アルバムとして「THE LAST LIVE」がある。 -
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重傷を負いながらのステージをもやり遂げ波乱のツアーを終えた矢代俊一は、実の父との至福の時を迎える。
自分とはまったく感性の異なる実業家の家に生まれ育った矢代俊一は、家出同様にしてジャズの世界に入り、やがてモントルーのジャズフェスでの大成功をおさめてキャリアを重ねていった。しかし母親がいまわの際に言った言葉から、じつは彼が不義の子であったことを知る。しかも、その人物は国際的な名ピアニスト万里小路俊隆だった。邪教の脅威にさらされ、また彼を横恋慕する渥美公三の乱暴によって重傷を負うこととなった波乱の全国ツアーを終えた矢代俊一は、ついに実の父の家を訪ねて安らぎのひとときを過ごすのだった。矢代俊一シリーズ11巻。
【著者】
栗本薫
1953年東京生まれ、2009年病没。1977年群像新人文学賞評論部門を、1978年江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。小説は栗本薫名義、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ、伊集院大介シリーズ、魔界水滸伝などのシリーズ作品をはじめとする小説のほか、評論、エッセイなど400点を越える著作が刊行された。また、ミュージカルを手掛けるほかジャズ・アルバムとして「THE LAST LIVE」がある。 -
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新興宗教団体の危険にさらされながらのツアーのさなか、さらなる災厄が矢代俊一を見舞う! シリーズ第10巻。
神の苑頌霊教団の魔手に脅かされるなか、矢代俊一のレコ発ツアーは再開された。俊一のマンションが教団の信徒達に見張られていたために、バンド・メンバーやスタッフと共に事務所に泊まりこんでのツアー出発だった。そして、野々村マスコミ研究所で働く風間俊介やファンクラブの面々に守られながら新幹線で神戸へ向かうが、その車内にも信徒達はまぎれ込んでいた。さまざまな不安を抱えつつも神戸のコンサートは成功裏に終了、しかし、終演後の楽屋に現れたのは、なんと彼に邪恋を抱き陋劣な無法を働いてきた渥美公三だった。矢代俊一シリーズ第10巻。
【著者】
栗本薫
1953年東京生まれ、2009年病没。1977年群像新人文学賞評論部門を、1978年江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。小説は栗本薫名義、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ、伊集院大介シリーズ、魔界水滸伝などのシリーズ作品をはじめとする小説のほか、評論、エッセイなど400点を越える著作が刊行された。また、ミュージカルを手掛けるほかジャズ・アルバムとして「THE LAST LIVE」がある。 -
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金井恭平は失踪、そして矢代俊一にもまた新興宗教団体頌霊教団の魔手が迫る! 矢代俊一シリーズ第9巻。
新興宗教団体頌霊教団とのトラブルから突如失踪した金井恭平。そして、最愛の人を失い失意のうちにあった矢代俊一だが、その俊一にも教団の魔手は迫る。俊一に横恋慕するカメラマン渥美の常軌を逸した求愛に心身共に痛めつけられ隙を見せた俊一はあやうく拉致されかけ、陰ながら見守っていた黒田の出現で事なきを得たものの、さらに長野ツアー中に襲われて勝又英二は重症を負い全国ツアー中の矢代俊一バンドはドラムに急遽代役を立てる事態にすらなってしまうのだった! 矢代俊一シリーズ第9巻。
【著者】
栗本薫
1953年東京生まれ、2009年病没。1977年群像新人文学賞評論部門を、1978年江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。小説は栗本薫名義、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ、伊集院大介シリーズ、魔界水滸伝などのシリーズ作品をはじめとする小説のほか、評論、エッセイなど400点を越える著作が刊行された。また、ミュージカルを手掛けるほかジャズ・アルバムとして「THE LAST LIVE」がある。 -
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金井恭平は新興宗教団体との恐るべきトラブルに見舞われ、その毒牙は俊一にもまた迫る・・・・・・シリーズ8巻
妻子を故郷の長野に移住させた金井恭平は、東京に戻ることがなくライブに穴をあけることもしばしばだった。その穴を埋めるために出演した矢代俊一は、金井が新興宗教とのトラブルに巻き込まれたことを知る。そしてライブ終了後、俊一に会うためにひそかに店の近くに待ち受けていた金井と逢瀬の時を過ごすが、そこで知ったのは金井が抜き差しならぬ窮地に追い込まれていることだった。その毒牙はさらに俊一にも迫りくる。やはり金井のトラとして出演したライブの客席に、異様な黒服の一団が姿を現すのだった・・・・・・矢代俊一シリーズ第8巻。
【著者】
栗本薫
1953年東京生まれ、2009年病没。1977年群像新人文学賞評論部門を、1978年江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。小説は栗本薫名義、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ、伊集院大介シリーズ、魔界水滸伝などのシリーズ作品をはじめとする小説のほか、評論、エッセイなど400点を越える著作が刊行された。また、ミュージカルを手掛けるほかジャズ・アルバムとして「THE LAST LIVE」がある。 -
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地方のイベントから戻り入院中の母を見舞った俊一は、自らの出生の秘密を告げられる・・・・・・シリーズ第7巻。
北海道のジャズフェスへの会場に赴いた矢代俊一を待っていたのは、なんと恋慕してやまぬ金井恭平の姿だった。勝又英二がいながら金井恭平への恋慕に身を焼かれる俊一は、恭平との二人だけの夜に身を焦がしていく。別れがたさに、帰路の空港への道すがら心中さえも口にする彼だったが、ようよう東京へ戻った彼を迎えたのは思いがけぬ出来事だった。事故で入院中の母を見舞った彼は、出生の秘密を告げる母の告白を聞くことになったのだ。しかも、その母は医療事故のためにほどなくこの世をさってしまうが・・・・・・矢代俊一シリーズ第7巻。
【著者】
栗本薫
1953年東京生まれ、2009年病没。1977年群像新人文学賞評論部門を、1978年江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。小説は栗本薫名義、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ、伊集院大介シリーズ、魔界水滸伝などのシリーズ作品をはじめとする小説のほか、評論、エッセイなど400点を越える著作が刊行された。また、ミュージカルを手掛けるほかジャズ・アルバムとして「THE LAST LIVE」がある。 -
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二人の男への恋情と愛情に矢代俊一の気持ちは引き裂かれていくが、それは彼をさらに成長させる契機なのか?
掛け替えのないドラマーであり、また一時は一生を共にしようとまで言い合った勝又英二の存在がありながら、金井俊平への恋情を矢代俊一はとどめることが出来なかった。それは英二を絶えず狂気に駆り立て、俊一を、そして英二自身をも苦しめ、それから逃れようとする英二は暴力事件さえ起こしてしまう。出口の見えぬ人間関係のなかで破局に向かって堕ちていくかにみえる矢代俊一。しかし、音楽のミューズはその状況すらも変えて、さらなる飛躍の予兆を感じさせるパフォーマンスを彼にさせるのだった。矢代俊一シリーズ第6巻。
【著者】
栗本薫
1953年東京生まれ、2009年病没。1977年群像新人文学賞評論部門を、1978年江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。小説は栗本薫名義、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ、伊集院大介シリーズ、魔界水滸伝などのシリーズ作品をはじめとする小説のほか、評論、エッセイなど400点を越える著作が刊行された。また、ミュージカルを手掛けるほかジャズ・アルバムとして「THE LAST LIVE」がある。 -
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二つの想いに引き裂かれる矢代俊一に、ついに勝又英二は耐えきれなくなったが。・・・・・・矢代俊一シリーズ第5巻。
H・I・Vに罹患し死を目前にする早瀬充のために、残虐な陵辱をされた相手にもかかわらず彼に捧げるアルバムを作った矢代俊一。その俊一に感動した勝又英二はひとたびは人が変わったように穏やかになったが・・・・・・金井恭平への恋情もまたいや増していく俊一は、金井恭平、勝又英二の二人への想いに引き裂かれていく。そして俊一の気持ちが自分から離れて行くと思い込んだ英二は、俊一を失うことへの恐れのために俊一を殺して自分も死のうとすら思い詰めてしまうのだった。矢代俊一シリーズ第5巻。
【目次】
1
2
3
4
5
6
7
8
9
エピローグ
コーダ
【著者】
栗本薫
1953年東京生まれ、2009年病没。1977年群像新人文学賞評論部門を、1978年江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。小説は栗本薫名義、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ、伊集院大介シリーズ、魔界水滸伝などのシリーズ作品をはじめとする小説のほか、評論、エッセイなど400点を越える著作が刊行された。また、ミュージカルを手掛けるほかジャズ・アルバムとして「THE LAST LIVE」がある。 -
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無法な陵辱によってH・I・Vの罹患に怯える矢代俊一。その彼が、親友金井恭平への思慕を抱いてしまう。
矢代俊一は自分を無法に陵辱した早瀬充がH・I・Vに冒され余命幾ばくもないことを知る。そして恨んでもあまりはるはずの早瀬の生涯にある種の共感を覚えるが、彼自身もまた、H・I・Vに罹患しているかもしれず検査結果を待つことになる。しかも、勝又英二との同棲生活のうちに初めて他人への愛情に目覚めるようになっていた俊一だったが、20年来の親友だったはずの金井恭平も密かに彼を愛していることを知ってしまう。そして英二への愛情、金井への思慕の板ばさみに苦しむ俊一はのっぴきならぬ窮地に陥ってしまうが・・・・・・シリーズ第4巻。
【著者】
栗本薫
1953年東京生まれ、2009年病没。1977年群像新人文学賞評論部門を、1978年江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。小説は栗本薫名義、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ、伊集院大介シリーズ、魔界水滸伝などのシリーズ作品をはじめとする小説のほか、評論、エッセイなど400点を越える著作が刊行された。また、ミュージカルを手掛けるほかジャズ・アルバムとして「THE LAST LIVE」がある。 -
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新メンバーを得て始動しようとする矢代俊一の許に殺人予告の脅迫状が届けられた! 矢代俊一シリーズ第3巻。
ドラム勝又英二、ピアノ森晃市、そして国際的な活躍をするベテランベーシスト、サミー井上の参加によって、矢代俊一グループはようやく大きな飛躍の端緒についていた。また、矢代俊一自身も勝又英二との生活によって人間的に大きく変わろうとしていたが・・・・・・その彼の許に届けられたのは、妄執によって矢代俊一を残虐に仲間に陵辱させた早瀬充からの、おぞましいビデオや写真と残虐な殺害を予告する脅迫状だった。矢代俊一シリーズ第3巻。
【著者】
栗本薫
1953年東京生まれ、2009年病没。1977年群像新人文学賞評論部門を、1978年江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。小説は栗本薫名義、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ、伊集院大介シリーズ、魔界水滸伝などのシリーズ作品をはじめとする小説のほか、評論、エッセイなど400点を越える著作が刊行された。また、ミュージカルを手掛けるほかジャズ・アルバムとして「THE LAST LIVE」がある。 -
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舞台の稽古場で矢代俊一の前に現れた一人の俳優は、矢代俊一に思いがけぬ運命をもたらすのだった! 矢代俊一シリーズ第2巻。
ふとしたきっかけで参加したセッションで、矢代俊一は勝又英二、森晃市の二人と知りあった。その出会いは結城滉の突然の死、サミー井上の渡英によって停滞を余儀なくされていたバンド活動に新たな展開をもたらす。しかし、新メンバーを率いてのミュージカルの仕事の現場で出会った一人の俳優が、ようやく本格的に活動を再開しようとする彼に結城滉の死の真相を突きつけるばかりか、残虐きわまる事件をもたらすのだった。矢代俊一シリーズ第2弾。
【著者】
栗本薫
1953年東京生まれ、2009年病没。1977年群像新人文学賞評論部門を、1978年江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。小説は栗本薫名義、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ、伊集院大介シリーズ、魔界水滸伝などのシリーズ作品をはじめとする小説のほか、評論、エッセイなど400点を越える著作が刊行された。また、ミュージカルを手掛けるほかジャズ・アルバムとして「THE LAST LIVE」がある。 -
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