小説
平安あや解き草紙
シリーズ内の平均評価:
(83)
ある事情により婚期を逃し、実家の左大臣家に居座っている藤原伊子。だが突然、入内を命じられる。自分の半分の年齢である、帝との結婚なんて・・・と、断るために出かけた先で、伊子が再会したのは十年前に別れた恋人、嵩那だった。彼との微妙な距離をとりつつ尚侍として後宮に入ることになった伊子に、謎の人物から脅迫文が届き・・・!? 平安後宮お仕事ミステリー。【目次】第一話 花の色はうつってしまったけれど/第二話 悪くはないが、もう少し考えてみよう/第三話 ないものを求めてもしかたがない/第四話 人それぞれ思うこ・・・
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帝に忠誠を誓う伊子を見限った入道女宮は、伊子の恋人である嵩那と大納言の娘・玖珠子の婚姻を画策する。しかし玖珠子は姉の麗景殿女御の看病を名目に、婚約の話を中断。そんな中、洛外では疫病流行の兆しの報せが届き、帝が病に倒れた。それが入道女宮の呪詛ではないかと囁かれ・・・・・・。帝を守るため、嵩那を巻き込まないため、伊子は入道女宮と最後の対決を決意する! 恋も仕事も諦めない! いつの時代も、働く女性は忙しく、そして幸せ――。働く姫君の平安事件簿、歓喜の大団円!
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藤壺女御の男児出産をきっかけに、帝の寵愛を競う女たちの争いが激しくなった。同時に本来の皇統である嵩那の東宮擁立を求める朝臣の声も高まり、伊子は頭を抱える日々が続く。ところが渦中の嵩那は、誰にも告げないまま、あろうことか伊子の宿敵・入道女宮がいる吉野に出奔したことが発覚し、本人不在のまま東宮に内定してしまう。これは、政治的判断により、伊子と嵩那の結婚を白紙に戻す決定でもあった・・・・・・。
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嵩那(たかふゆ)への恋心と帝への忠誠で揺れる伊子。だが思いとは裏腹に伊子は宮廷での存在感を高めていく。そんな中、新大納言の大姫が新たに入内した。同じ頃若き女御の殿舎が荒らされ、さらに出産を間近に控えた藤壺女御・桐子(ひさこ)の下を夜な夜な訪れる亡き先々帝と思しき人影・・・・・・。果たして犯人は? 皇統の奪回を目論む入道の女宮の影がちらつく宮廷で、伊子の差配が光る! 平安後宮お仕事ミステリー、混迷の最新刊。
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皇統の奪還をもくろむ嵩那の叔母・入道の女宮の策略で、伊子と嵩那の関係が父・顕充の知るところとなった。顕充は十六歳年上の伊子を一途に想う帝と話すという。時は師走。誰もが忙殺されるなか、女宮が参内してくる。どんなたくらみを秘めているのか警戒する伊子だったが、儀式の最中、帝の目の前で皇統の不当を糾弾する声が家臣から突然上がり、くすぶっていた先帝への不満が爆発した・・・!!
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働く女性たちを生き生きと描く、平安お仕事絵巻! 十六歳年下の帝から想われながらも、受け入れることはできないでいる伊子。元恋人、嵩那への想いを自覚しつつも、後宮で尚侍として働く日々に追われている。近く迫った大嘗祭での、五節舞の舞姫はそのまま後宮に勤めるのが慣例なので、人手不足を痛感する伊子は彼女たちが来るのを楽しみにしていた。ところがそこで一騒動起こり・・・!?【目次】第一話 人間なんだから十人十色/第二話 それでは面白くありません/第三話 自分自身が分かっていればよいこと/花万朶
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自分の半分ほどの年齢である帝から求愛されながらも、妃ではなく尚侍として後宮で働くことが楽しい伊子。ある日、帝の石帯から飾り石がひとつ紛失していることがわかった。まさか後宮の誰かが盗んだ・・・? 疑いたくはないが、石がないことは事実。責任を問われる立場の伊子は周辺の女房たちに聞き込みを始めるのだが・・・。仕事も恋も大忙し!? 平安後宮お仕事ミステリー。【目次】第一話 いかなる財や名誉を持ってしてもどうにもならないこと/第二話 まったく人騒がせなことこの上ない/第三話 はしたない宮仕えのほうが性にあっている
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尚侍として、後宮入りした藤原伊子。十六歳年下の帝は、依然として伊子を妻にしたいと思っているらしい。理由があって帝の想いに応えられない伊子だが、役職どおりの仕事をこなす日々にやりがいを感じていた。妃候補の一人として後宮へやってきた祇子にも、彼女の人柄がどうであれ、尚侍として適切な対応をするつもりだったが・・・? 伊子の「職場」でまたもや事件が!?【目次】第一話 私がお仕えする姫様は、こんなにも可愛い/第二話 まこと女子とは罪深き・・・・・・?/第三話 あなたに二度目の恋をした
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ある事情により婚期を逃し、実家の左大臣家に居座っている藤原伊子。だが突然、入内を命じられる。自分の半分の年齢である、帝との結婚なんて・・・と、断るために出かけた先で、伊子が再会したのは十年前に別れた恋人、嵩那だった。彼との微妙な距離をとりつつ尚侍として後宮に入ることになった伊子に、謎の人物から脅迫文が届き・・・!? 平安後宮お仕事ミステリー。【目次】第一話 花の色はうつってしまったけれど/第二話 悪くはないが、もう少し考えてみよう/第三話 ないものを求めてもしかたがない/第四話 人それぞれ思うことはちがう/第五話 言ってはいけないことと言わなくてはいけないこと
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