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人生の選択を迫られた女たちVol.1
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彩子が高校生の頃、野球部が県大会でベスト8までいった。まさか甲子園か、と皆が期待し始めた矢先、野手のエラーによってサヨナラ負けしてしまったのだが、そのとき、一人だけそのエラーした選手を責めず、彼からの返球を待ち続けたピッチャーが今の彩子の夫だった。夫は野球部での活躍もあって地元の大きなデパートに就職することができ、その後息子も授かり結婚生活はほどほどに順風満帆だった。しかし折からの不景気でデパートは倒産、夫の収入は減り生活の不安から家庭内は殺伐とし、その上なんと、息子の目の難病まで発症してしまう・・・
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宅配会社に勤める耕平とバツイチの妻・多香子(たかこ)は今、結婚二年目。互いに愛し合い、平和な夫婦生活を送っているが、一つだけ特別な点が・・・多香子はかたくなに子供を持つことを拒否し、耕平もそれは最初から了承済みだった。知り合った当初から「子供を産むつもりはない」と言う彼女に対して、「それでもいいから」と言ってごり押しして、ようやく結婚したという経緯があったのだ。しかし、もちろん耕平も多香子の意思を尊重するつもりはあるものの、なぜ彼女がそこまで強硬に子供を欲しがらないのか理由を知りたいと思うようになる。そこで密かに多香子の過去を調べてみると、なんと前夫との間の子を3歳のときに失くしているという事実が判明する。そしてそれは多香子にとってはあくまでも「自分が子供を殺した」という一生かかっても償えない大きな罪の意識だった・・・・・・。(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.1-6~抄堂たくスペシャル2」の内容と重複しています。ご注意ください)
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OLの由香(30歳)は妻子ある男性と不倫の関係にあったが、そうとは知らない母は自らが父とそうだったように由香にお見合い結婚を勧めてくるような人だった。しかしある日、由香は見てしまう。敬老ホームへ祖母のお見舞いに行くといって出かけたはずの母が、道端で見知らぬ男性とただならぬ雰囲気で抱き合っている姿を・・・。ちょうど自分も不倫の愛を清算したばかりだった由香は、決して責めるわけではなく母の真意を問いただすのだが、そこに垣間見えたのは、本当の愛を知らぬままにひたすらがむしゃらに一家の主婦として生きてきた一人の女性の、あふれんばかりの魂の叫びだった・・・果たして、これからの母の選択はいったい・・・? 今、ごく平凡でどこにでもある普通の家だと思っていた家族の仮面がぼろぼろと崩れ去っていこうとしていた――。(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.1-6~抄堂たくスペシャル2」の内容と重複しています。ご注意ください)
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咲子と夫・修一は社内結婚で、まあまあ幸せで平穏な夫婦生活を送っていた。しかし、ある日咲子が旧友の志穂と会い、食事をして帰ってきた日のことだった。「イビキがうるさい!」といって、いきなり修一が咲子のことを殴りつけてきたのだ。えっ?今までこんなこと一度もなかったのに・・・突然の衝撃にうろたえる咲子だったが、翌朝、夫が「会社でいやなことがあって・・・すまん」といって心から謝ってくれたことで、どうにか安心する。しかし、その後も夫の理不尽な暴力は続いた。恐怖と不安に支配され、日々怯えながら暮らす咲子。そんなとき、妊娠が発覚するものの、この今の状態ではとても産む気になれない・・・私、いったいどうしたらいいの!? 混迷と葛藤の果てに咲子がたどりついた結論とは・・・?(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.1-6~抄堂たくスペシャル2」の内容と重複しています。ご注意ください)
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千香には一卵性双生児の双子の姉・里香がいた。明るくはきはきとした姉と幼い頃から比べられ、負けたくない一心で勉強をがんばり、いい学校に入り、エリートの夫をつかまえた。冴えない中小企業勤めの夫を持つ姉に、これでようやく勝った! そう溜飲を下げていた千香だったが運命は皮肉なもので・・・エリートの夫との間には子供ができず、不妊治療に通っているうちに夫は愛人をつくり、今やすっかり仮面夫婦状態になってしまった。それに反して姉は3人の子供に恵まれ、なんのことはない、自分は女として完全に姉に負けてしまったというわけだ。姉に対してますます敗北感を強くする千香だったが、そんな彼女ら姉妹を思いもかけない事態が待ち受けていた――・・・。(※本コンテンツは、合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.1-5~抄堂たくスペシャル1」の内容と重複しています。ご注意ください)
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素子(もとこ)は二人の子を持つ、結婚10年目の専業主婦。夫は自動車メーカーの販売所勤めで、決して豊かではないが平穏な日々を送っていた。ところが最近、夫の様子がおかしい。お盆を前にして「だるいから」と、突然実家には帰らないなどと言いだし、不眠を訴え食欲もなく、イライラを隠そうともしない。仕事で疲れてるのかな・・・そう思う素子だったが、その日はいきなりやってきた。なんと夫が風呂場でカミソリで手首を切ったのだ。慌てて救急車を呼ぶ素子。傷は浅かったものの、夫に対する医者の診断は”うつ病”だった。それから夫は会社から休暇をもらい、医者のアドバイスに従って服薬と静養の日々を送り、およそ1ヶ月後、なんとか回復のめどが立ってきたかに見えたのだが、心の病巣は思った以上に深くて――・・・!?(※本コンテンツは、合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.1-5~抄堂たくスペシャル1」の内容と重複しています。ご注意ください)
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それは突然の死刑宣告のようなものだった。恋人・周司との結婚、そして妊娠出産を夢見ていた佳織に突き付けられたのは、重症の子宮筋腫に冒されているという衝撃の事実だった。手術で子宮を切除しなければ命は危ないし、でもそうなればこの先一生、妊娠は望めない・・・苦しみ葛藤する佳織だったが、結局、子宮を失う道を選ぶしかなかった。そしてその結果、周司は佳織から去っていった。自らの女としての存在意義に悩み惑う佳織に、母親は前妻と死別した3人の子持ち男性の後妻となる縁談を持ってきたりするのだが、それにも乗り気になれない・・・そんなときだった、佳織の中に新しい人生の目標が芽生えたのは。それはなんと水族館の飼育員になること。その意外すぎる選択に周囲は驚くばかりだったが、そこには彼女なりに真摯で自然な理由があったのだ――。(※本コンテンツは、合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.1-5~抄堂たくスペシャル1」の内容と重複しています。ご注意ください)
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主婦・真理は息子の龍太(4歳)のことで悩んでいた。遊び相手は女の子ばかり、しかもお化粧が好きで、フリルやリボンのついた可愛い服ばかり好んで着るという龍太を見るにつけ、先々大丈夫なのかと不安が拭えないのだった。そんなある日、龍太が泣きながら帰ってきた。「お母さん、ぼく、オカマなの?」どうやら同じ歳の一樹にそう言っていじめられたらしい。このままではいかん! 一念発起した真理は、龍太を男の子らしく育て直すべく、あれこれと策を練るのだが、どれも功を奏さず・・・業を煮やした果てに荒療治として、龍太のお気に入りのフリルやリボンのついた服を全部捨ててしまうのだが・・・・・・?(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.1-4~特集/彼女がシングルマザーになったワケ」の内容と重複しています。ご注意ください)
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「ロスへの転勤が決まった。一緒についてきてほしい」恋人の片岡から実質的なプロポーズの言葉を受けた主人公・ゆきえだったが、ある負い目から即答することができなかった。実はゆきえは10年前に一度結婚し娘を一人もうけたのだが、姑との折り合いが悪い日々の暮らしの中で、その気苦労と肉体的消耗からその娘にけがを負わせてしまったのだ。姑からは人殺し呼ばわりされ、婚家を追われ・・・さらに追い打ちをかけるように産後の肥立ちの悪さが原因で二度と子供を産めない体になってしまい・・・自分にはもう幸せになる資格なんてない! そんな思いゆえの逡巡だった。そこで片岡はある提案をする。元婚家に残してきた娘・梨夏ちゃんと接する時間を持ったらどうだろう? 彼女が今幸せであることが確認できれば、ゆきえの罪の意識も薄らぐのではないかと。そして1週間の、離れ離れになった母と娘のときが巡ってくるのだった――・・・。(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.1-4~特集/彼女がシングルマザーになったワケ」の内容と重複しています。ご注意ください)
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7年間、保母として勤めた主人公・雪絵は出産を控えて自信満々だった。「私ならいい母親になれるに決まってる。子供のことなら何でもわかってるんだから」と。しかし、いざ子供が生まれ、現実に子育ての日々が始まると理想とは大ちがいだった。何をやっても泣きやまず、思わずわが子に手を上げてしまいそうになる雪絵・・・ガラガラと崩れ去っていく母としての自信と資格。そんなときだった、シングルマザーのヤンママ・トモミと知り合ったのは。水商売に携わり、見た目も真面目とは言い難いトモミを、周囲はバカ母としか見ないが、雪絵は彼女のそのピュアで大らかな人間性にふれ、大いに癒され、元気づけられる思いだった。ところがそんなある日、トモミを思わぬピンチが見舞い、雪絵はなんとか彼女を救いたいと奔走するのだが――・・・!?(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.1-4~特集/彼女がシングルマザーになったワケ」の内容と重複しています。ご注意ください)
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念願の中古マンションを購入し引っ越してきた主人公一家だったが、挨拶回りに行った隣人の南家の雰囲気に何か不穏なものを感じてしまう。聞けば、南家は母一人娘一人の母子家庭で、夫は2年前に愛人をつくって出ていってしまったのだという。しかもご近所さんの話によれば、母親のほうはウツ気味でこれまでに自殺未遂を3回も繰り返して、そのたびにマンション中大騒ぎだったらしい。皆から「悪いことは言わないから、南さんちとはつきあわないほうがいいよ」と忠告される主人公。しかし、南家の娘あゆいちゃんのことが不憫で仕方なく、どうしても親身に世話をしてあげてしまう。実は主人公の過去にも南家のことを見過ごせない悲しい出来事があったのだ。そしてそんなある日、南家の母がとうとう恐れていた4度目の自殺未遂を犯してしまうのだった――・・・。(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.1-4~特集/彼女がシングルマザーになったワケ」の内容と重複しています。ご注意ください)
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遥(23歳)は母親の時枝と二人で小さなスナック「Toki(とき)」を営んでいた。時枝は遥を産んでから2年足らずで離婚し、それ以来女手一つで水商売を続けながら遥を育ててきたのだった。そんなある日のこと、一人の青年・植草光が店を訪ねてくる。25年前に、今は亡き父親の植草憲司が時枝から借りたお金・500万円の一部を返しにきたのだという。これから少しずつでも全額返しにくると言う光を、しかし時枝は突っぱねる。当時、本気で愛したがゆえに用立てた500万という大金を持ってトンズラされた悲しみと怒りを、このお金を受け取ることで許すことは絶対にできないと時枝は言う。しかし、光はあきらめずに、時枝に何度拒絶されてもやってきた。実は、そこには秘められた深い事情があったのだ。光の人柄に触れるうちに彼を愛するようになった遥は、その事情を知り、光の気持ちを受け入れてもらえるよう、自らも時枝に頼むのだが、母の心は頑なだった・・・・・・。(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.1-4~特集/彼女がシングルマザーになったワケ」の内容と重複しています。ご注意ください)
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小3の息子・順也がいる専業主婦の美希は、高学年になる前にささっと済ましとけ・・・くらいの軽い気持ちでPTAの役に就くことにする。そして選んだのは一番ラクそうな文化委員・・・経験した人に聞くと、自分たちから言い出しさえしなければほとんど大した仕事はないとのこと。そして初めての分科会に出席すると、美希と同じマンションに越してきた矢崎桂子という女性が一番面倒くさい委員長に立候補してくれて、一同ホッと一安心・・・かと思いきや、なんと彼女、有名な絵本作家を招いての講演会を開催したいと言い出したのだ! ええっ、なんでわざわざそんな面倒なこと!? まあどだい、そんなの引き受けてもらえっこないわと、美希を筆頭に知らんふりを決め込む委員たちだったが、一人必死に講演会開催に向けて邁進していく桂子の姿勢を見ているうちに、皆の心のうちに徐々に変化が生まれてゆくのだった――。(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.1-③」の内容と重複しています。ご注意ください)
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