すべては「二式飛行艇をドイツで造れないか?」という井上成美航空本部長の発想から始まった。これが実現し、フォッケウルフ社のタルト・タンク技師がドイツ製・二式飛行艇に乗って来日。彼の提言によって、井上と和田操空技廠長は新型機の開発を一から見直し、二式艦上“雷爆撃機”を完成させる。南雲機動部隊の空母4隻は同機を搭載してミッドウェイ戦へ出撃、雷爆撃機の有用性が認識される。だが、決定的な勝利を得られず、500kg爆弾による急降下爆撃がどうしても必要だった。そして南太平洋海戦で、ついに新型雷爆撃機「流星」が・・・
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最後の艦隊決戦「ハワイ沖海戦」において、防空戦に徹していた小沢、山口両機動艦隊が、いよいよミッチャー機動部隊に逆襲を仕掛ける! 第一波攻撃隊の流星改90機は、絶大な破壊力を誇る680キログラム徹甲爆弾を搭載していた。狙うはミッチャー空母群の要となるエセックス級空母7隻。この決戦に勝利すれば、ハワイ諸島がおのずと手に入る。一方、ドイツ空軍は「アメリカ本土爆撃計画」を極秘裏に進めていた。「パリ解放」を許したヒトラー総統はついにこの案を承認、“報復作戦"として位置付け、追加予算処置を講じる。そしてドイツ空軍が白羽の矢を立てたフォッケウルフ社のタンク技師が「Ta420」を開発。この巨大戦略爆撃機がフィヨルドから発進、今まさにニューヨークの上空へ迫ろうとしていた!!
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山口多聞に背中を押された山本五十六は、いよいよハワイ攻略を決意、陸軍の説得に乗り出す。山本には充分な勝算があった。,
飛行爆弾「V1」などドイツ最新の兵器を二式飛行艇で空中輸送し、攻略の切り札とするのだ。,
いっぽう、米海軍は第58機動部隊を再建し、ミッドウェイ、ガダルカナル、ポートモレスビーなどを次々と空襲!1944年8月にはついにポートモレスビーが陥落してしまう。,
だが山本は9月に、“ハワイ攻略に乗り出す!”と固く決意していた。帝国海軍は巨大装甲空母「信濃」を含む装甲空母4隻、正規空母8隻の陣容でハワイを急襲。対する米海軍は高速空母13隻の陣容でこれを待ち伏せしていた。,
果たして、小沢、山口両機動艦隊は、2000機に及ぶ米陸海軍機の包囲網を突破できるのか!? -
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南太平洋海戦で宿敵「エンタープライズ」を撃沈した帝国海軍は、ついにガ島を占拠。余勢を駆って陸海軍は、500機を超える米陸軍機が配備されるポートモレスビーの占拠にも成功する。角田機動部隊が基地航空機の弱点を巧みに突いて完勝をおさめたのだ。しかし1943年夏以降、空母増産に拍車を掛けた米海軍は、エセックス級大型空母とインディペンデンス級軽空母を続々と竣工させる。その数なんと12隻、艦載機の総数は752機に達した。迎え撃つ帝国海軍はミッドウェイ海戦で大破した「赤城」を装甲化、最新エンジン「誉」を搭載した雷爆撃機「流星改」も準備していた。両軍はマーシャル沖で激突し、再び空母戦が生起。高速化した流星改が怒涛のように米軍機動部隊へ襲い掛かる!
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すべては「二式飛行艇をドイツで造れないか?」という井上成美航空本部長の発想から始まった。
これが実現し、フォッケウルフ社のタルト・タンク技師がドイツ製・二式飛行艇に乗って来日。彼の提言によって、井上と和田操空技廠長は新型機の開発を一から見直し、二式艦上“雷爆撃機”を完成させる。
南雲機動部隊の空母4隻は同機を搭載してミッドウェイ戦へ出撃、雷爆撃機の有用性が認識される。だが、決定的な勝利を得られず、500kg爆弾による急降下爆撃がどうしても必要だった。
そして南太平洋海戦で、ついに新型雷爆撃機「流星」が登場。同機は空母「エンタープライズ」へ襲い掛かり、華々しい初陣を飾るのだった!
雷爆撃機の威力を壮大に描く期待の新シリーズ、開幕!! -
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