演劇界に小さな巨人誕生!演劇への熱く激しい想いをもつ北島マヤ。その小さな小舟が、演劇界幻の名作「紅天女」というゴールに向かい、今荒波の大海に漕ぎ出す。そこでマヤを待ち受ける数々の怪物たち。はたしてマヤはどう戦っていくのだろうか?
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廃墟であるシアターXでの「紅天女」の記者発表で、マヤと亜弓の二人の情熱がぶつかり合う。果たして「紅天女」の精霊は誰に降臨するのか?北島マヤの本当の本番はこれからだった。
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亜弓は失われゆく視力で、周りに悟られぬよう、母親と演技の稽古を続ける。そして真澄は紫織との結婚を破棄しようとするが、そのため傷ついた紫織は・・・。
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紫織の仕組んだクルーズ船に、偶然マヤと真澄が乗り合わせることに。運命の出会いに二人は初めてお互いの気持ちに触れる。そのことに気づいた桜小路は・・・
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嫉妬にかられていく真澄の婚約者紫織。その想いはついにマヤへの嫌がらせとなって襲いかかる。どうにか誤解を解こうと真澄の所に行ったマヤだが、そこで暴漢に襲われ、マヤをかばって真澄は・・・。
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亜弓の眼は視力を失いつつあった。しかし、亜弓は母親と壮絶な稽古に入っていくのだった。マヤと亜弓の「紅天女」は、間違いなく生まれようとしているのだが。
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「紅天女」の役に取り組むマヤと亜弓の前に現れた月影千草は、ふたりの演技の差を感じ取る。そんな中、亜弓の身体に異変が・・・。
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都会での「紅天女」の稽古が進む中、桜小路優は、マヤに本当の思いを告げる。だがマヤの胸の中には「紫のバラのひと」への思いが大きく育っていた。
そして再び、月影千草がマヤの前に現れるのだった。 -
マヤは真澄の婚約を目の当たりにし、大きく傷つき、稽古もおぼつかなくなる。心乱れるマヤ。亜弓もまた「紅天女」の気持ちがつかめず、役作りに集中するため家を出ることに。
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すべての力を振り絞り、「紅天女」を演じた月影千草。そして新しい「紅天女」はマヤと亜弓に託された。運命の人への愛に気づいたマヤもまた「紅天女」の恋のように、魂の片割れを意識するのだった。
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千年の梅の樹の精「紅天女」の全貌が今ここに!すべてがここから始まった!
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思い直した亜弓は、マヤにはない自分の表現力に気づき、勇気を取りもどす。梅の谷へやってきた関係者たちの前で、いよいよ月影千草の「紅天女」が披露されることになった。
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昏睡状態の月影千草は、走馬燈のように尾崎一連との記憶を蘇らせていた。一連への熱い情熱と「紅天女」を支えに生きて来た千草。亜弓はマヤと自分の差を思い知り、一度は山を去ろうと・・・。
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