ミスター・メルセデス 上
スティーヴン・キング(著)
,白石朗・訳(訳)
/文春文庫
作品情報
「恐怖の帝王」がデビュー40年目にして初めてミステリーを書いた!
暗い霧雨の朝。仕事を求める人々の列に、何者かが駆る暴走車が突っ込んだ。多数の死傷者を残して車は走り去り、事件は未解決に終わった。
そして今、退職刑事ホッジズのもとに犯人からの挑戦状が届く。
「こいつをこの手で捕らえてやる」。決意したホッジズは、孤独な調査を開始する――。
退職刑事VS卑劣な殺人鬼。米最高のミステリー賞・エドガー賞を受賞した巨匠の傑作。
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商品情報
- シリーズ
- ミスター・メルセデス 上
- 著者
- スティーヴン・キング, 白石朗・訳
- ジャンル
- 小説 - ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
- 出版社
- 文藝春秋
- 掲載誌・レーベル
- 文春文庫
- 書籍発売日
- 2018.11.09
- Reader Store発売日
- 2018.11.09
- ファイルサイズ
- 0.9MB
- ページ数
- 384ページ
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この作品のレビュー
平均 3.8 (14件のレビュー)
-
「ミスター・メルセデス」(上・下) スティーブン・キング。白石朗訳。文春文庫。アメリカでは2014年発表のようです。
2019年1月に読みました。
スティーブン・キングさんは凄い。らしい。とずっと思…っていました。
「スタンド・バイ・ミー」とか、いくつかの短編は読んだんです。
それだけでも凄みは伝わります。
ただ、個人的に「怖い話」が怖くて・・・敬って遠ざけていましたが、数年前に「11/22/63」を読んであまりの面白さにぶっ飛んでしまいました。脱帽。
そして、今回「ミスター・メルセデス」。
売り文句として「ホラーでは無い!SFでもない!とうとうキングが本格ミステリに降臨!」という感じでしたので、
「これは、読まねば」と。
#
ビル・ホッジスさんという、定年退職した元刑事が探偵役として活躍する話なのですが、
キングさんはその後、続編、続続編として、
「ファインダーズ・キーパーズ」「任務の終わり」を上梓されていて、「ホッジス三部作」なんだそう。
いずれ読むのが楽しみ。
#
もうだいぶ失念して居ますが。
とにかく田舎町で。何かの雇用イベントがどこかのホールで行われます。
仕事が必要な人が、夜明け前から大行列を作って並んでいます。
そこに、ベンツがやってくる。
その行列に突っ込んで、轢き殺しまくって、去って行く。
その、犯人を捜す。追い詰める。というお話し。
(世故なことをつい。ベンツ社に、事前にOK貰うのかな・・・絶対拒否されると思うんだけどなあ・・・良いイメージ、ひとかけらも無いですから)
スティーブン・キングさんのコリコリした個性は、結局どこまで行っても、弱者、苛められるものたちの皮膚感覚とでも言うべきものを、
本当にヒリヒリと描くことにあるのではと思います。
もちろんそこにエンタメ技術がドンっと乗っかるわけですが。
もう冒頭の、就業イベント会場の外で、寒中行列をする人々の切なさ、痛み。
そして、襲来するベンツ。
この対比と語り口のエグみだけで、白いご飯が三膳は食べられます。ごちそうさまです。
主人公も、当然ながら全くヒーローでは無い。
むしろ人間としての弱み、情けなさを垂れ流しながらとぼとぼと犯人と対決を強いられる。
迫り来る脅威、相手の分からない圧力。うーん、ヒッチコック。出来の良いときのデパルマ。
どうでもいい感想ですが、「ああ、肉食の文化だなあ」という読後感。
書き手の、とにかく最後は体力だ!みたいな、圧倒的な力感、と、でも言いますか。
なんかこう、芥川の朱儒の言葉とか田山花袋の蒲団だとか、城之崎にて小僧が神様だったり咳をしてもひとりだったりするような、
そういう何だか米と野菜とせいぜい魚を食べてきた文化の生み出すブンガクなるものとは、全く違う競技というか。
もっと荒々しく、喧嘩上等、互いに片腕同士を結わえた殴り合い、とでも言うべきフィジカル感。
まあ、咳をして分け入っても青い山だったりするのも、大好きではあるんですけれど。
精進料理も漬物茶漬けも絶品なんですが、たまに食べると上等な牛肉の味わい、その快楽にたじたじとなる・・・という読書でした。続きを読む投稿日:2019.12.05
上巻はまだ登場人物たちの紹介に終始。ぶっ飛んだ展開はなく元刑事と犯人の心理戦もまだ鞘当て程度のやり取り。下巻への期待が高まるが大丈夫か?期待していいのか⁉︎さあどうなる⁉︎
投稿日:2024.03.13
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