バーチャル人狼ゲーム 今夜僕は君を吊る
土橋真二郎(著者)
,望月けい(イラスト)
/電撃文庫
作品情報
学園祭の出し物としてバーチャル空間での演劇を行うことになった高坂直登と二年四組の生徒達。ところが仮想空間へログインした彼らを待ち受けていたのは、自分達を襲う獰猛な狼からの逃亡という不可解な演目の強要。さらにルールを無視した生徒の現実世界での死だった! この演目が「人狼ゲーム」をモチーフにしているといち早く見抜いた高坂。しかしそれは、クラスメイトを疑い、吊るし上げるという最悪の事態を示唆するものであり・・・・・・。そんな中、自ら狼役であることを名乗り出す生徒が現れ!? 虚構と現実の世界で繰り広げられる死と隣り合わせの人狼ゲーム。極限の騙し合いが、クラスメイトの本性を暴き出す!
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- バーチャル人狼ゲーム
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 電撃文庫
- 書籍発売日
- 2018.11.10
- Reader Store発売日
- 2018.12.10
- ファイルサイズ
- 6.4MB
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.0 (1件のレビュー)
-
高校生たちによるバーチャル人狼ゲームが現実と同期したお話
学園祭の出し物としてクラスでバーチャル演劇をしようとログインしたら、狼に襲われて村に逃げ込むシチュエーションと、ログアウトしたら監禁されている…という現実世界
そして、バーチャルでの死は現実での死と連動していて……
土橋真二郎が人狼ゲームをモチーフにするのは殺戮の館以来2作目か
前回は吊り方とか襲う対象が把握できているかどうかが違ってたけど、今回は違う点とルールがもっと増えた
狩人が誰か最初から判明している
狩人は護衛対象の屋根に潜んで待つ
狼が狩人と出会ったとき引き返すこともできる
狼が狩人を襲う決断をした場合、結果はランダム
占い師は隠し通路から行ける教会で占うため、占う場合の居場所は確定
人狼の人数がわからない
裏切り者の存在が不明 いるとは言われていないが、いないとも言われていない
ゲーム内での死者は墓地で役職が判明する
共有者はお互いの役職がわかる、そして他の役職と兼任できる
朝に最初に開放される(ログアウトできる)最初の一人は投票制
ログアウトしないままでいると火炙りにされる
独自のルールはこんなもんかな
ルールだけから想像するに、狩人と人狼の対決はロシアンルーレット的な?とか
人狼側と村人側の共有者?などと想像したけどね
そんなわざとらしさが見え隠れするんだよなぁ
全てのルールをストーリーに活かせていない気もするけど、所詮はゲームのルールだし実際のゲームでも展開によっては意味のなくなってしまうルールもあるしな
そして妙なルールが追加されたせいで、セオリーが成り立たない
もっとも、セオリーも何パターンもあるのでどれが正しいとも言えないんだけどね
だからこそゲーム序盤で占い師を名乗り出た柊木由希はストーリー的に明らかに怪しいでしょうなぁ
ただ、占った相手を公表しないというのもこの場合では正解なのか?
リアルで死ぬとわかっているんだったらグレランで吊りなんてできないだろうし、村人を増やしても仕方がないというのは理解できる
対抗占い師が出てきたときの対応としても、セオリーでは真だろうが偽だろうが占い師は結局吊られる事が多いけど、この場合はその限りではない
ただ、霊媒師替わりの墓地は死ぬことがないので、もし占い師騙りの結果が破綻したら吊り先一択になるんだけどね
なんか、その辺の思惑とかも含めるとよく考えられた設定とルールなのかもね
そして、高坂直登の最後の選択
結局どっちを吊ったのか、どっちを助けたのかは断定できない
狼という表現だとあきらかにあっちだけど、毒の記述も他にあるからなぁ
役職としての人狼と本性としての人狼、どっちも狼として表現してもおかしくないしね
多分、本当の意味でのゲームの勝者は片桐だけなんだろうなぁ
人狼を模した他のフィクションだと、強制的に咬み先を選ばなければいけなかったりするからね
自らの意思でその強制からの脱却という選択は人として立派だよな
ま、自分が同じ立場になったとして選べる気がしないが
それにしても、この組織は一体何なんだよ
後の処理が結構雑なんだよなx
ま、その辺のツッコミはデスゲーム系のフィクション全般に言えるか
ってか、クラスのシチュエーション的に湊かなえの「告白」まんまじゃねーか
やはり、土橋の作品はゲームの内容やその心理描写が重要であって、その舞台装置の必然性には眼をつぶるのが吉続きを読む投稿日:2020.10.07
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。