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始まりは、何枚かの衛星写真だった。 トーパ王国より北、不毛の地と思われたグラメウス大陸に、 謎の詳細不明地域と文明らしき火の痕跡が発見された。 日本政府は研究員を派遣する前の事前調査として、 新型輸送機『C-2』による陸上自衛隊の グラメウス大陸先遣調査隊の派遣を決定する。 パーパルディア皇国戦の真っ只中で準備は着々と進み、 伊丹駐屯地所属の岡真司三等陸曹も 先遣調査隊として『C-2』に乗り込んだ。 だがグラメウス大陸上空を飛行中、 運悪く大規模な磁気嵐が『C-2』を直撃、墜落する。 機体が落ちた先は、魔獣の脅威に晒される王国だった。 ただ1人生き残った岡は、自らの運命に立ち向かう――
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それは、北の果てより現れた。日本が転移してくる遥か昔、ラヴァーナル帝国という光翼人たちの国が世界を支配していた。不遜にも神に弓を引いた彼らは、神から天罰の隕石を落とされそうになり、滅亡から逃れるために未来へと転移する。光翼人たちによる恐怖の支配から解放された人類は、ひとときの平和を謳歌していた。しかし、突如グラメウス大陸から『魔王』なる存在が、魔物と魔獣の軍勢を引き連れて現れた。人類は種族の垣根を超えて結束し応戦するも、ついにエルフの聖地・ロデニウス大陸の神森まで後退を余儀なくされる。人類が神にすがったとき、現れたのは――
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