小説
dele
シリーズ内の平均評価:
(157)
【あなたの死後、不要となるデータを削除いたします。】罪の証。不貞の写真。隠し続けた真実。『dele.LIFE』で働く圭司と祐太郎の仕事は、秘密のデータを消すだけ――のはずだった。あなたの記憶に刻まれる、〈生〉と〈死〉、〈記憶〉と〈記録〉をめぐる連作ミステリ!『dele.LIFE(ディーリー・ドット・ライフ)』。真柴祐太郎がその殺風景な事務所に足を踏み入れたのは、三ヶ月ほど前のことだった。所長であり唯一の所員でもある坂上圭司いわく、「死後、誰にも見られたくないデータを、その人に代わってデジタルデバ・・・
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あなたの死後、不要となるデータを削除します。――『dele.LIFE(ディーリー・ドット・ライフ)』各所から絶賛されたドラマ「dele」の小説版、待望の続編!故人より託されたデータを極秘に削除する会社『dele.LIFE』。その所長、坂上圭司が姿を消した。リサイクルと遺品整理のアルバイトをしていた真柴祐太郎は、圭司の姉・舞からその話を聞き、かつての雇い主を捜し始める。だが、手がかりと思しきファイルは得体の知れぬ陰謀へと繋がっていき――(「リターン・ジャーニー」)。誰からも愛された女子中学生が自殺した。彼女の死と、遺されたデータの謎に迫る「スタンド・アローン」を含む全2篇。データに込められた秘密や想いが胸を震わす、記憶と記録をめぐるミステリ。待望の第3弾!
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消えゆく記憶。削除(=dele)された真実。驚愕と感涙のミステリ、待望の第2弾。『dele.LIFE(ディーリー・ドット・ライフ)』は、依頼人が死んだときに動き出す。故人より託された秘密のデータを削除するのが、この会社の仕事だ。所長の圭司の指示を受けて依頼人の死亡確認をする祐太郎は、この世と繋がる一筋の縁を切るような仕事に、いまだ割り切れないものを感じていた。そんなある日、祐太郎の妹・鈴が通っていた大学病院の元教授・室田から依頼が舞い込む。難病を患い、新薬の治験中に死亡した鈴。その真相に二人は近づくが・・・・・・。
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【あなたの死後、不要となるデータを削除いたします。】罪の証。不貞の写真。隠し続けた真実。『dele.LIFE』で働く圭司と祐太郎の仕事は、秘密のデータを消すだけ――のはずだった。あなたの記憶に刻まれる、〈生〉と〈死〉、〈記憶〉と〈記録〉をめぐる連作ミステリ!『dele.LIFE(ディーリー・ドット・ライフ)』。真柴祐太郎がその殺風景な事務所に足を踏み入れたのは、三ヶ月ほど前のことだった。所長であり唯一の所員でもある坂上圭司いわく、「死後、誰にも見られたくないデータを、その人に代わってデジタルデバイスから削除(delete)する。それがうちの仕事だ」。誰かが死ぬと、この事務所の仕事が始まるのだ。新入りの祐太郎が足を使って裏を取り、所長の圭司がデータを遠隔操作で削除する。淡々と依頼を遂行する圭司のスタンスに対し、祐太郎はどこか疑問を感じていた。詐欺の証拠、異性の写真、隠し金――。依頼人の秘密のファイルを覗いてしまった二人は、次々と事件に巻き込まれる。この世を去った者の〈記録〉と、遺された者の〈記憶〉。そこに秘められた謎と真相、込められた切なる想いとは。『MISSING』『MOMENT』『WILL』などで「生」と「死」に直面した人々を描いてきた著者が、今だからこそ書き得た新たな代表作。≪dele=ディーリー。校正用語で「削除」の意。≫※本書は、二〇一七年六月に小社より刊行された単行本を加筆修正の上、文庫化したものです。
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