ライトノベル
三角の距離は限りないゼロ
シリーズ内の平均評価:
(15)
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奇妙な三角関係が終わりを告げてしばらく。僕と彼女を待っていたのは、当たり前の、だけど何より願っていた日常だった。 恋人どうしの何気ないやり取り、級友と過ごす高校最後の夏、それぞれの進路、そして卒業――。 二年前、僕らの物語はあの教室で始まって、きっとまだその途中にいる。 切なく愛しい恋物語。二人の“今”を鮮やかに綴るアフターストーリー。
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二重人格の終わり。それは「秋玻」と「春珂」、どちらかの人格の消滅を意味していた・・・・・・。「矢野君が、選んで?」「選んでくれた方が、残ります」 わかっていたことだった。それでも、あまりに残酷なその結末に、僕は答えが出せないままでいた。 いよいよ境界を失いつつある二人と僕は、彼女のルーツを探る旅へと出る。 その果てに明らかになる、二重人格の真実とは――。 そして、僕らが見つけた『答え』とは――。 僕と彼女と彼女が紡ぐ、切なく愛しい、三角関係恋物語、堂々の完結。
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一人の中にいる二人の少女「秋玻」と「春珂」。彼女たちと恋するなかで、僕は「自分」がわからなくなってしまう。 ――僕って、どんなやつだったっけ? 明るい作り物の僕と、その裏にいた繊細な、本物の僕。・・・・・・本当にそうか? 春休み。再び明るくなった僕は、支えてくれる秋玻、春珂と一緒に、自分を探しはじめる。そして入れ替わりの時間が短くなってゆく彼女たちにも、同じように自分への疑問に向き合うときが来る。「――わたしたちって、二重人格って、なんなんだろう?」 二重人格の彼女とともに過ごした一年を辿り終えたそのとき、僕は終わりゆく「彼女たち」の最後の願いに触れる――。 僕と彼女と彼女が紡ぐ、切なく愛しい、三角関係恋物語。
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一人の中にいる二人の少女、「秋玻」と「春珂」。そのどちらも選ばないまま過ごした甘い時間の終わりに、僕と彼女と彼女の、本当の恋が始まった。 再び短くなっていく、入れ替わりの時間。二人といられるかけがえのない時間が、二重人格が、終わる――そんな予感に包まれるなか企画したクラス会で、秋玻と春珂はみんなに、自分たちの秘密を明かした。「それでも、覚えていてほしいんだ」 忘れない。いま僕の前にいる、どちらも間違いなく本物の、秋玻と春珂。でも僕のために、そして二人のために・・・・・・僕は選択する。そして僕が二人の向こうに透かし見た「彼女」は――。 僕と彼女と彼女が紡ぐ、切なく愛しい、三角関係恋物語。
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一人の中にいる二人の少女、「秋玻」と「春珂」。僕は自分を助けてくれた彼女たちと、ある約束を交わした。 それは「二人に同じだけ恋する」ということ。デートで、部室で・・・・・・次々と交わされる、胸を焦がすような甘いやりとりに、僕はおぼれていく。 でも・・・・・・心のどこかで警報が鳴っている――このままでは、いけないと。 焦って空回った僕は、憧れの大人達と触れ合っていくなかで、いつしか理解していく。モラトリアムの終わりを。僕がするべきこと。しなければ、いけないことを。 僕と彼女と彼女が紡ぐ、切なく愛しい、三角関係恋物語。
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一人の中にいる二人の少女、「秋玻」と「春珂」。二重人格の彼女たちと触れ合ううち、僕らの中で始まった恋は――ある日、唐突に終わりを迎える。 そして・・・・・・。 ――そして彼は、変わってしまった。 だから、わたしは、わたしたちは動き出す。出会った頃の「彼」をもう一度、取り戻すために。すれ違いの修学旅行のなかで、わたしたちは彼を、矢野くんを、わたしたちの想い人を、追いかける。 そう――たとえ、わたしたちがもう、恋人ではないとしても。 わたしとわたしと彼が紡ぐ、切なく愛しい、三角関係恋物語。
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文化祭実行委員なんて、柄じゃない。でも僕らの関係を変えようとする春珂の願い、春珂を想う秋玻の気持ちから委員として動き始めた僕は、かつての僕を知る庄司霧香と出会う。再会なんてしたくなかった。霧香は僕が別れを告げたはずの「過去の自分」を育てた人だから・・・・・・。 華やかな文化祭の裏側で、彼女は僕らの恋に隠れた、何より僕が隠した欺瞞をこそ残酷に暴いていく。 もう戻れない僕らの関係。揺さぶられる『僕自身』のあり方。そして、舞台の幕が上がる――。 僕と「二重人格」の彼女たちが紡ぐ、三角関係恋物語。
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一人の中にいる二人の少女、「秋玻」と「春珂」。二重人格の彼女たちと触れ合ううち、僕は秋玻と恋人に、春珂と親友になった。 そんな幸福にどこか浮かれていたある日、僕らは友人の須藤伊津佳から相談を受ける。告白をされたいう相談――その相手は、同じく友人の広尾修司。それを知った僕らは、二人の仲を取り持つために奔走し始め・・・・・・けれど、そのとき僕は、まだ気づいていなかった。その出来事が僕らの不確かな関係を、秋玻と春珂を大きく、変えることに。 ――僕と彼女と彼女が紡ぐ、不思議な三角関係恋物語。
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僕と「彼女たち」の不思議で歪な三角関係。その距離はどこまでも限りなく、ゼロに近づいていく――。 人前で「偽りの自分」を演じてしまう僕。そんな僕が恋したのは、どんなときも自分を貫く物静かな転校生、水瀬秋玻だった。けれど、彼女の中にはもう一人――優しくてどこか抜けた少女、水瀬春珂がいた。 一人の中にいる二人・・・・・・多重人格の「秋玻」と「春珂」。彼女たちの秘密を知るとき、僕らの関係は不思議にねじれて――これは僕と彼女と彼女が紡ぐ、三角関係恋物語。
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