コミック
オーイ! とんぼ
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日本女子アマを終え、熊本に帰ってきたとんぼは、本格的にトカラから熊本に移り住んでとんぼを指導し始めた五十嵐から新たな課題を与えられ、再起を期す音羽ひのきとともに、さらなるレベルアップのため、練習に取り組む。そんな中、通学途中に同級生の青年・一馬と出会う。「料理人になって料理で世界を見たい」という将来の夢に真っすぐ向かってゆく彼の姿に触れたとんぼは、これまではおぼろげだった自らの将来について深く考え始める。そしてまた新たな戦いの場へ向かうのだった・・・・・・。
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さまざまな波乱を呼び、激闘を展開してきた日本女子オープンもいよいよ大詰め。あと2ホールとなってまでもトップに並ぶとんぼ、つぶら、キキの3人に、前組の鳴寂、小鴨、エマも優勝の可能性を残すという究極の状況だ。6人それぞれが、心の駆け引きをしながらも、自分のできる最善の1打を繰り出していく。それぞれの個性と技術のぶつかり合いは、ついに最終グリーンまで繰り広げられた。果たして栄光の優勝カップは誰の手に!? そして、ライバルとの戦いを通してとんぼが得たものとは?
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いよいよ日本女子アマも8ホールを残すのみ。つぶら、とんぼ、キキがデッドヒートを展開するなか、それぞれが引き離されまいと、1打1打、重圧と闘いながらのプレーとなる。2人との駆け引きで勝負しようとするつぶら、ここに来てもなお周囲驚愕のプレーを繰り出すとんぼに、キキの“鬼の心”は大きく揺さぶられて・・・・・・。すると、こうしてなかなかスコアを伸ばせずにいる3人に、鳴寂、エマ、小鴨がまた追いついてくるのだった。さあ、最後に誰が抜け出す!?
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日本女子アマ最終日、鬼の異名を取るキキが2位に5打差をつける首位でスタートし、独走するかと思いきや、不運も重なりスコアが伸ばせない。一方、追うとんぼとつぶらは着実にスコアを伸ばし、じわじわとキキに迫っていく。するとそれぞれの「勝ちたい」心が1打1打に影響して展開は緊迫。とんぼも普段の奔放なプレーができなくなってくる。さらに前の組の鳴寂、エマ、小鴨も虎視眈々とトップをうかがい、女子アマNo.1を決める大会は、ひとつのミスで優勝争いからふるい落とされる「サバイバルレース」の様相を呈してきた・・・・・・。
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ついに最終日を迎えた日本女子アマ、とんぼは単独3位、ライバルのつぶらに1打差に迫る位置でスタートすることに。朝の練習場からピリピリとした雰囲気が漂っている会場では、上位にいる誰もが優勝を目指して気合十分。とんぼにも徐々に勝利への意識が芽生える。そんな中、つぶらに負けず強敵となるのが、初日から首位を独走するキキ(築山嬉々)だ。アマチュアタイトルを総なめにし、「鬼」の異名をとるキキだが、日本女子アマだけは未冠。果たしてどんなプレーヤーなのか。緊張感たっぷりの3人の最終ラウンドが始まった!
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3日目を迎えた日本女子アマ。この日とんぼと同組になったのは、幼い容姿ながら20歳という「コガモ」だった。彼女はキャディにつく父の教えによって、恐ろしくプレーが早く、しかも安定したショットを重ねていく。とんぼや同組の野呂は、次第にコガモのペースに飲み込まれていき、調子を崩してしまう。しかし、2人は次第にそのペースに慣れ、自分のプレーをアレンジすることで、好ゲームを展開。一方、鳴寂や他のライバルたちもそれぞれその実力を発揮、2日目までとは違う展開で順位の変動が起こっていくことに・・・・・・。
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「日本女子アマ」に参戦するとんぼは、同組の鳴寂の攻撃的パワーゴルフ、そしてライバルたちの活躍にも押されたことで流れが悪くなり、盟友・つぶらと競うどころか、カットラインも気になるような順位で初日を終えた。しかしその後、五十嵐や鳴寂との練習で新たな“コツ”をつかみつつ、鳴寂との語らいで互いに打ち解け合う。2日目には敏腕ハウスキャディの的確なアドバイスもあって徐々に本来の力を発揮、鳴寂と共に順位を上げるのだった。そうして迎えた3日目、今度は新たなライバルがとんぼの前に立ちはだかり・・・・・・。
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いよいよ幕を開けた、アマチュアNo.1を決める大会「日本女子アマ」。初日、同組になったのは、とんぼが宿泊している寺の小僧・鳴寂だった。ゴルフの師でもある和尚の光琳から「強く叩く」ことを教え込まれた鳴寂は、生来の気の強さも相まって極端なパワーゴルフを展開、ラッキーも味方につけて、コースをねじ伏せるかのようなプレーを見せる。とんぼは、そんな鳴寂に圧倒されて本来の奔放なプレーができず、ずるずるとスコアを落としていくのだった。しかしラウンド後半、ふとしたきっかけから徐々に自分のゴルフを取り戻していく。
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九州女子選手権優勝後、スランプに陥ったとんぼだったが、トカラから熊本に戻った五十嵐の指導で“自分のゴルフ”を取り戻す。そして新たなクラブも手に入れ、とんぼと五十嵐はいよいよ日本女子アマの舞台・奈良に乗り込む。会場には全国から強豪たちが集結、九州女子で覇を競った盟友・安谷屋つぶらとも再会を果たす。しかし選手たちは皆ライバル。九州を制したとんぼも当然、多くの選手からライバルとして注目されることになった。そんなライバルの中には、宿泊先となった寺の身内である「鳴寂」も含まれていた。果たして日本一を争う戦いはどんな展開に!?
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九州女子選手権に優勝後、殺到したゴルフ記者から自分のスウィングについて説明を求められたことで、スウィングの形を気にするようになってしまったとんぼ。今まで意識してこなかったことを意識することで、次第に頭がこんがらかり、釣りで言う“おまつり”状態に陥る。プレーもままならず、スコアが出なくなった。そんななか、とんぼにクラブのモニターを依頼するメーカーが現れ、最新のフルセットが提供される。これまでとは全く異なる“現代の”クラブは、飛びや易しさが段違い。しかし、とんぼの戸惑いはさらに増してしまう。この“スランプ状態”から抜け出せるのだろうか・・・・・・。
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ひのきと過ごしたトカラの思い出を胸に熊本に戻ったとんぼを待っていたのは、たった7本のクラブで九州女子選手権を制したとんぼに対するマスコミからの取材の嵐だった。しかも、上から目線で物を言うことでプロにも疎まれているゴルフ専門誌の記者・添嶋から、ふだんは意識していなかったスウィングの細かい部分を詰問され、改めて自分は“変わったスウィングをしている”のだと意識させられる。そんな中、世話になっている練習場の娘でプロの有働二子女が出場する試合の観戦にでかけたところ、驚きの展開が・・・・・・。本編のほか、特別企画として「とんぼ」を愛読する女子プロ・成田美寿々のインタビューも掲載しています。
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最後の最後まで音羽ひのき、安谷屋つぶら、栗須エマ、そしてとんぼの4人の激闘となった九州女子選手権は、誰もが予期せぬ驚愕の結果に終わった。そんな余韻が冷めやらぬ中、五十嵐は、とんぼと“盟友”となったひのきを誘い、トカラに向かう。そこでひのきは、とんぼの自由奔放なゴルフを育んだ驚きのルーツを目の当たりにすることに。自然と戦いながらも楽しんでプレーするゴルフ、島の人々の温かさにも触れ、ひのきがこれまで抱えてきた心の中の“闇”は、少しずつ晴れていくのだった。一方、島の人々は久々に会ったとんぼの成長に目をみはり、褒め称えるが、なぜかゴンじいだけは寂しそうで・・・・・・。
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