便利な購入方法
-
-
非業の死を遂げた怨霊が神として祀られたもの、それを御霊という。その御霊を暴走しないように管理しているのが、陰陽寮の流れをくむ影の組織「御霊部」だ。御霊部で働く少年・飛鳥井柊一は、仕事で必要になった物を借りるため、文化庁特殊文化財課――通称・ヤミブン――を訪れた。ヤミブンも御霊部に似て、特殊な呪物を扱う秘密の部署だ。案内された部屋で、柊一がなぜか麻糸でぐるぐる巻きにされていた古びた書物を開くと、綴じられた和紙に捺されていた赤黒い手形――血判が自らの意思を持つかのように動きだして・・・・・・?(「妖魅の書~緋色の誓約~」より)「妖魅の書」をはじめ、文庫未収録だった短編や掌編に加え、書き下ろし短編を収録! 【目次】妖魅の書~緋色の誓約~(雑誌「Cobalt」2004年2月号収録)/妖魅の書~幻燈夜曲~(雑誌「Cobalt」2004年8月号収録)/妖魅の書~百鬼絵巻~(雑誌「Cobalt」2006年2月号収録)/ある日の陰陽得業生(雑誌「Cobalt」2013年7月号ふろく小冊子「異世界トリップBOOK」収録)/オリエントの邪龍(「コバルト名作シリーズ書き下ろしアンソロジー(2) ちょー聖霊と四龍島」収録)/池袋で逢いましょう(書き下ろし)/あとがき
-
-
【電子版限定・書き下ろしつき】鎌倉の結界である切通しが次々と陥落し、残るは朝比奈と化粧坂のみ。それらを護るため手を組んだ御霊部とヤミブンだったが、山科時重によって化粧坂は血で穢されてしまった。最後の結界を死守すべく、柊一たちは朝比奈で「敵」を待ち伏せる。一方、小城美也が行方知れずだと聞いた早紀子は、萌とともに両親を説得し、鎌倉へ舞い戻るが・・・。怨念の渦巻く古の都を舞台に、最後の戦いがはじまる! 【電子版限定・書き下ろし】「Let's throw a party!」同時収録。
-
-
鎌倉で相次ぐ怪異を調査し鎮めるため、御霊部は多忙を極めていた。そんな中、柊一は突如動き出した鎧兜に襲われ、桜田裕樹の召喚した神霊によって助けられる。だが、柊一には力を使う裕樹の姿がまるで操られているように見えて・・・!? 一方、御霊部に恨みを持つ山科時重は、鎌倉に因縁深い怨霊が目覚めていると知り、悦びに震える。それは時重の望む、さらなる混乱と崩壊をもたらすもので!?
-
-
かつて御霊部存続の危機が迫った際、邪な企みをいだき御霊部を追われることになった山科時重。柊一は祖父たちの話から、時重を危険人物と感じながらも、その息子・時経までもが危険だとは考えられなかった。だが、あるトンネルで起きた大事故で、美也の母が目撃したという怪異が柊一に疑いをいだかせる。それは時経がみせた能力に似すぎていて・・・!? 霊的バランスを失い、古の都が崩れ始める!
-
-
鎌倉を訪れて以来、立て続けに怪異と遭遇し、鎧武者の亡霊にまで追いかけられた早紀子。柊一や美也によって助けられはしたが、彼女自身は源実朝の霊にとり憑かれていた。それは早紀子が「時代モノのマンガを描きたい」と何気なく言ったことが原因だった。そこで彼女は、実朝を主人公にマンガを描くことになる。呪具を使わず鎮魂を行うため、早紀子たちはかつてない修羅場へと立ち向かうが!?
-
-
御霊部存続の危機に柊一は焦っていた。だが、阻止する手立てもないまま、彼は仕事で鎌倉へ行くことに。そんな折、早紀子からメールが届いた。電車が不通のため、まだ横浜にいるというのだ。そこで早紀子と会うことになった柊一は、彼女から夢の話を聞かされる。百人一首の札が血に染まる夢だ。柊一は不安げな彼女に大丈夫だと言うが、彼と別れたあと早紀子は道に迷い、怪異に巻き込まれて!?
-
鎌倉で柊一たちを見つけた誠志郎は、耕作に怪我を負わせた裕樹と、御霊部の動向を探るべく彼らと合流した。だが、召喚獣(ムシュフシュ)をオサキに倒された裕樹の傷は深い。彼は誠志郎(ヤミブン)を拒否し、美也と帰ってしまう。その後、彼らが召喚できなくなったと知った誠志郎は、複雑な思いでそれを報告する。そんなとき、新たに仕事が舞い込んできた。行き先は箱根の美術館。誠志郎はそこで「不穏な視線」を感じて・・・。
-
-
御霊部に挨拶しに行く裕樹に便乗して、早紀子と萌は東京に行くことにした。転校した美也に会うのはもちろんだが、柊一やヤミブンの誠志郎にも会えたらいいと思ったのだ。一方、鳴動したという御霊神社の調査のため、柊一は同僚の雅行とともに鎌倉へ出張していたが、特に収穫もなく事務所に戻ることになる。事務所に戻った彼らは、早紀子たちと再会し、鎌倉観光に付き合うことになるが・・・!?
-
-
京都へ向かう新幹線の中で、早紀子と萌に出会った柊一。再会を喜ぶ早紀子たちに、彼は京都を案内すると約束した。一方、仕事で京都にいた誠志郎は、柊一たちとは出会うことなく奈良へ向かう。だが、安内市の事件に関わったメンバーが今、偶然にも集おうとしていた。翌日、柊一と早紀子は骨董市で百人一首の札を手に入れる。それが、厄介な恋騒動に巻き込まれる原因になるとは知らずに!?
-
-
安内市を騒がせた怪奇現象も、異界の入り口を閉じたことで解決する。御霊部(柊一)やヤミブン(誠志郎)も去り、漫研に所属する早紀子と萌は部誌の発行のため原稿に取り組んでいた。そんな萌の描く作品は、安内市の城主の息子・じゅあんを主人公にしたものだ。だが、話を作ったことで闇に潜む「なにか」の気配が濃くなって・・・!? 安内市のその後を描く『死の影の谷』に加え、短編『胡蝶の城』、『水底からの声』を収録。
-
-
代々『入らずの森』を管理してきた桜田家。その次期当主・宗一郎に早紀子は、萌とともに捕らえられていた。彼女の現状を知らない御霊部の飛鳥井柊一は、ダウジングで早紀子が桜田家にいるらしいと知る。早速、柊一は宗一郎を訪ねるが、出迎えたのは弟の裕樹だった。仕方なく彼に確認を取るが、話すうちに喧嘩になる。そして、不覚にも召喚獣(ムシュフシュ)の毒を受けた柊一は、昏倒してしまい・・・!?
-
-
怨霊の類いを扱う御霊部の監視下に置かれ、20年ごとに注意が必要だという五郎神社。何の因果か、その年の調査を任された飛鳥井柊一は、奇怪な事件に巻き込まれていた。そして、その結果五郎神社のある安内市に張ってあった結界が消失する。結界を失い不安定になったためか、突如凄まじい揺れが街を襲った。そこで柊一は、ヤミブンの楠木誠志郎と結界の礎があった『入らずの森』へ向かうが!?
-
-
-