アトム ザ・ビギニング 僕オモウ故ニ僕アリ
藤咲淳一(著)
,カサハラテツロー(イラスト)
,めばち(イラスト)
/ガガガ文庫
作品情報
鉄腕アトム誕生までの物語をノベライズ!
ロボットの未来がここにある。
原因不明の大災害に見舞われた近未来の日本。
破壊しつくされた日本国土だったが、急速に進んだロボットの技術革新が復興を後押しすることとなった。
そして5年後。とある大学に、ロボット製作にすべてを懸ける若き研究者、天馬午太郎とお茶の水博志の姿があった・・・・・・。
ふたりの友情が生み出した1体のロボット、A106(エーテンシックス)。ロボットレスリングでの激闘を経て、A106の修復をひととおり終えたある日。バイト先であるマルヒゲ運送の親父から人捜しを頼まれ、失踪していた大学生、空野ケンタロウを捜し出した天馬たちだったが、彼は記憶をなくしていて――。
アニメ化も決定した、ヒーローズ連載中のゆうきまさみ×カサハラテツロー、2つの才能が新解釈で描く、手塚治虫が生んだ永遠のヒーロー“鉄腕アトム”誕生までの物語を、TVアニメのシリーズ構成を手掛ける藤咲淳一がオリジナルストーリーでノベライズ!
TVアニメ『アトム ザ・ビギニング』は、2017年4月よりNHK総合テレビにて放送開始!(2017年4月発表作品)
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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商品情報
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この作品のレビュー
平均 1.0 (1件のレビュー)
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「鉄腕アトム」を冒涜している作品(怒)
ハッキリ言いますが手塚治虫先生の作品の中に込めた思いを理解する真実のアトム・ファンにとっては読む価値など一切無い作品で愚作駄作というよりも、本作は手塚治虫先生が描かれた「鉄腕アトム」に対する愚弄冒涜で…しかありません。
「原案原作 手塚治虫」として、さも手塚治虫が書き残した作品であるかのように表記されていますが(利用している者たちがねつ造するかもしれませんが)アトムの名前の由来というくだりも全て手塚治虫先生が書き残したものではなく「鉄腕アトム」と「手塚治虫」と言ういわばブランドを利用して一儲けしている人たちが引用して利用しているだけにしか過ぎません。
いわば手塚治虫先生にとっては無関係に等しい内容であり、治虫氏が生きていたらおそらく激怒したかもしれない作品なのです。
手塚治虫先生の作品って古代から未来モノまでありましたが例えば近未来モノだったら当たろうが外れようが作品の中に必ず近未来的と言うか未来というか将来を感じさせる何かが必ずありましたよね。
例えば空中浮遊する車に変わる物だったり、それが移動するチューブ状の道路?空路?だったり。
腕時計の携帯電話だったり←にしてもアンテナがあるなど外れている所があっても見ていて『ヘェ〜』とドキドキワクワクさせてくれました。
それが物だけでなく例えば古代の話にしても、史実として当時は未確定でいわば手塚治虫先生独自の解釈があったりして後々その通りと認められたり、もちろん新たな発見などで史実とは違ったこともありますがそれでも作品を読めば当時を想像させて歴史ファンもワクワクさせるモノがありました。
しかしこの作品にはそういったモノが皆無なのです。
原作の世界観を破壊し、作品に込められた作者の想いを全く無視して(それとも感じられず知らぬまま)駄作を生み出して治虫先生のいわば遺産とも言える名作を愚弄し冒涜し破壊しています。
手塚治虫先生原作というだけでなく原案としていわばトリビュートで作品を名前を冠して作るのであれば、原作作品の世界観や作者によって込められた想いを理解して作られるべきなのにそれが皆無です。
中身は陳腐な解釈と幼稚な表現者(登場人物)でチンケなドタバタ劇ばかりで、背景に込められた想いなど皆無で何も感じません。
親の七光りを利用するのは大いに結構だし、そうでないとスポンサーが集まらないかもしれないが、そうだとしても親には及ばなくても彼なりの革新的な内容も出来るはずですがいつも皆無です。
権利者がストーリーを作っていないかもしれないが、それでも監修と言う名前で参画していて仕事をしているならば作られた駄作には「手塚治虫の描こうとした世界観では無く、このままでは作品の価値が落ちるので理解してから書いてくれ」と言う権利はあるでしょう。
しかし彼の関わった全ての作品に一切原作者の意図を理解した作品が皆無なのは彼自身が監修者として仕事を果たしていない証拠でもあります。
手塚治虫先生のいちファンとしてこの愚弄と言える作品が世に出続けている現状が哀しくてなりません。
治虫氏が描いた「鉄腕アトム」が自動化され、労役を人間にとって代わったロボットたちが人権ならぬロボット権を時に暴力で主張する時代という未来の社会問題を描き、その問題にアトムはそのロボットのひとつなのにその暴力的手段を取るいわば仲間のロボットに対して人間の側に立って破壊しているという苦悩を描いている社会問題に関する作品であったのにも関わらず、本作は登場人物の感情がベースのドタバタ劇に終始していて、いわばジャンルが違う作品なのです。
重ねてこの作品は手塚治虫先生の「鉄腕アトム」とは全くの別次元のマンガであり、「鉄腕アトム」とは比べたりするべき作品ではありませんのでその点を承知で購読されたいです。続きを読む投稿日:2017.05.23
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