ライトノベル
さよなら、サイキック
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その能力(チカラ)は、戦うためのもの――? この炎は、今宵、心の闇を照らすために。この魔力は、あの人と空を舞う体力を得るために。この重力は、あの娘をこの腕にしっかりと抱き留めるために――。幼少期に重力を操る能力に目覚めるも、怠惰で平凡な高校生に落ち着いた獅堂(しどう)ログ。ある冬の夜彼は、“最後の魔女”という運命を背負った少女・星降(ほしふり)ロンドと出会い惹かれ合う。その年の夏。クラス一の美少女・木佐谷樹軍乃(きさやぎ ぐんの)に強引に誘われ、共に郊外へ向かったログは、「鉄塔に登った距離に比例してスカートの裾を持ち上げる権利」に釣られ、頂上の絶縁碍子(ぜつえんがいし)を目指すことに。はたして、軍乃の強引なアプローチの真意は・・・・・・!?「失うのは簡単よ。恋をすると能力(チカラ)は消えるの」
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あの日を最後に、ぼくの能力(チカラ)はなくなった。夏は終わり、ロンドは中等部に編入し、ぼくたちの賑やかな二学期は始まった。朱音儀(あかねぎ)チヅルという新メンバーを迎え沸く能力者サークル『リア充ブレイカーズ』はしかし、元・能力者の少女蒔田(まきた)ヒルガオの告白によって再び揺れ動く。「恋をして幸せになると、わたしたち能力者は力を失うの」しかし、ログの能力は健在で・・・・・・。一方ロンドは、星降(ほしふり)の正統な後継者として魔女会合へ臨むのだが――。
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