小説
これは経費で落ちません!
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(758)
森若沙名子、27歳、彼氏なし。入社以来、経理一筋。きっちりとした労働と、適正な給料。過剰なものも足りないものもない、完璧な生活をおくっている、はずだった。最近、そんな気配のなかった同期に恋人ができて、少し迷いが生じている。ある日、営業部のエース・山田太陽が持ち込んだ領収書には「4800円、たこ焼き代」。経理からは社内の人間模様が見えてくる?
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天天コーポレーションへの税務調査が始まった。やって来た四人の調査官の対応は経理部の仕事のため、沙名子も気合が入る。調査官たちは想像していたよりも穏健だが、詳細の説明のために呼び出された社員が余計なことを喋りそうになるなど、想定外の事態もあるので緊張は解けない。大きな懸念は吸収合併したトナカイ化粧品関連。合併前のものに関しては経理処理も修正納税も済んでいるが、何か新事実が出てくるかもしれず・・・? そして先日、沙名子が太陽に言われた「結婚しよう」という言葉。太陽も沙名子も、結婚というものをどう捉えるかに悩み、じれったいままに時間は過ぎて・・・。
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経理部は新戦力が入り、少しずつ人手不足が解消されつつあるが、トナカイ化粧品との合併以来、天天コーポレーション営業部は水面下での争いが絶えず、広報部は後進の育成で騒がしい。性別、年齢、派閥、そして恋愛・・・・・・。社内は今日もいろいろ面倒です。ある日、沙名子は営業部で成績トップの山崎に食事に誘われた。沙名子が太陽と遠距離恋愛していることをなぜか知っている山崎だけに、てっきり太陽のことかと思いきや、切り出されたのは社内の派閥のことで・・・・・・。30歳を目前にした沙名子は、さまざまなしがらみにどう向き合う?
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トナカイ化粧品を吸収合併した天天コーポレーションだが、経理部に増員はなかった。おかげで沙名子たち経理部員は連日残業続き。社内も合併に伴う人事異動や業務整理で、どこかぎくしゃくしている。落ち着かない社内の空気とは裏腹に、大阪営業所へ転勤となった太陽からはしょっちゅう電話もかかってきて、遠距離恋愛になっても沙名子たちの関係は安定していた。ところが天天コーポレーションのイベントを取材に来た記者が、太陽の元カノだったことを知った沙名子の心はざわつき始め・・・・・・?
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ふたつの会社と合併することになった天天コーポレーション。経理部でも合併に向けての調整業務が発生していた。合併相手のひとつ、トナカイ化粧品でほぼひとりで経理を担ってきた槙野という童顔の男と、経理システムなどについて打ち合わせをしていると、彼の腕時計が給料に対してずいぶんと高級な物だと気づいた沙名子は? そして沙名子と太陽との関係にも変化が!
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天天コーポレーションに企業合併の危機!? 役員秘書の有本マリナが、キャバクラでアルバイトをしているという噂を確かめるため、調査を始めた麻吹美華がとんでもない情報をつかんだ。知り合いに頼んで潜入調査で撮ってきてもらった映像のなかに、天天コーポレーションの部長三人が、企業買収の専門会社の人間と会っている場面があったのだ。会社の危機に沙名子は・・・?
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真夕が経理部に移動してきて一カ月半。異動直後にミスをしてからは、数字が怖くて仕方がない。そんな真夕のストレス発散を兼ねた趣味は、ヴィジュアル系バンドの追っかけだ。イチオシはCAROLINEのボーカル「アレッサンドロ」。追っかけ仲間からアレッサンドロも参加すると噂の複数バンドの合同打ち上げに誘われ? 森若さんをとりまく天天社員の人生模様。 【目次】第一話 佐々木真夕 初恋アレッサンドロ/第二話 山崎柊一 カラークリスタル/第三話 平松由香利 ゾンビと嘘と魔法の笛/第四話 中島希梨香 それでもあたしは男っぽい女/第五話 田倉勇太郎 三十八歳の地図/エピローグ ~いつもの森若さん~/あとがき
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経理部の新入社員・麻吹美華は、なんでも率直にものを言う。オブラートに包むということがない。おかげで波風立てずに会社員生活を送りたい沙名子は、気苦労が絶えない。私生活では太陽とつきあいはじめたものの、初めての恋愛にペースを乱され戸惑い気味。そんなときも、面倒事は遠慮などしてくれない。沙名子はよく知る社員同士の不倫現場を目撃してしまい・・・?
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森若沙名子、28歳。経理一筋6年目。仕事とプライベートはきっちり分けたいと思っている。そんな沙名子に、広報課の室田千晶が相談があると言ってきた。千晶は化粧品会社から転職してきた契約社員で、好感が持てるいい子だ。千晶が来てからは、ショールームも飾り付けられ来客も増えた。しかし彼女は、社内で浮いている。一部女子社員からは嫌われてさえいて・・・・・・?
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経理部の森若沙名子(もりわかさなこ)、27歳。多くの領収書を処理する沙名子には、社内のいろいろな人間関係が見えてくる。周囲に与えた分以上のことは期待せず、されず、精神的にも経済的にもイーブンでいることを大切にする沙名子は、他人の面倒ごとには関わりたくないのだけど、時には巻き込まれることも。ブランド服、コーヒーメーカー、長期出張・・・それは本当に必要なものですか? 【目次】第一話 取材は広報課を通してください!/第二話 女には女の戦いがある・・・・・・らしい・・・・・・/第三話 気にしないでいいよ、おごるから。出張手当入ったから!/第四話 これは本当に経費で落ちません!/エピローグ ~おまけの真夕ちゃん~
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森若沙名子、27歳、彼氏なし。入社以来、経理一筋。きっちりとした労働と、適正な給料。過剰なものも足りないものもない、完璧な生活をおくっている、はずだった。最近、そんな気配のなかった同期に恋人ができて、少し迷いが生じている。ある日、営業部のエース・山田太陽が持ち込んだ領収書には「4800円、たこ焼き代」。経理からは社内の人間模様が見えてくる?
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