コミック
大地の子みやり
シリーズ内の平均評価:
(0)
完結
便利な購入方法
-
-
鈴木みやりは高校3年生の春まで
個人戦、団体戦ともに全国大会へ進んだ事が一度もなかった。
熊本、札幌、福岡、東海、神戸の坂田ジュニアゴルフ塾生のなかで
そんな子はみやりただ一人だった・・・・・・
高校3年生の夏、全国高等学校ゴルフ選手権大会団体戦。
北海道尚志学園が北海道代表として出場を決め、
みやりは団体戦メンバーに選ばれる。
誰にでも胸を張れるゴルフができるか!
昨日よりも素晴らしいゴルフができるか!
本当に自分のゴルフができるのか!! -
-
坂田ジュニアゴルフジュク始まって以来、
一番の落ちこぼれ塾生・鈴木みやり。
身体能力がずば抜けているわけでもない。
ゴルフセンスがあるわけでもない。
みやりは、ただ球を打ち続けるしかなかった。
風の日も。雨の日も。雪の日も。
高熱があっても骨折をしても練習場に通い続けた。
しかし、どれだけ努力をしても
努力と結果の繋がらない子だった。
それでも、みやりは目を輝かせ、笑顔を絶やさずに
「ゴルフは私の宝です!!目標はプロゴルファーになることです!!」
と大きな声で答えるのだ。
一途さだけでは生きていけないゴルフの途に
少女みやりは人生の総てを捧げる。 -
-
-