完結
――ぼくを満たしてくれるものは、あのあつい肌と肌とのふれあい――。妖しい魅力を纏った少年、ジルベール・コクトーは抱かれることでしか心満たされず、威厳あるラコンブラード学院においても退廃的な生活を送っていた。あるのは、孤独だけ・・・・・・そんな中、学院に1人の転入生がやってくる。セルジュ・バトゥール――貴族の父とジプシーの母の血を引き、黒髪ととび色の肌をした転入生。眩いばかりの純粋さで周囲を魅了する一方で、彼もまた埋めがたい孤独を抱えていた。共に孤独を抱えながら、対照的な2人は、傷つけ傷つきながら・・・
便利な購入方法
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共にある喜び、苦しみ・・・・・・互いを想いながらすれ違うセルジュとジルベールに、大人たちの魔の手が忍び寄る。そして、訪れる最後の時――共に孤独を抱えながら、衝突し、寄り添ったセルジュとジルベールの運命は・・・・・・。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン堂々の完結!(幼き日のロスマリネとジュールを描く番外編「幸福の鳩」を同時収録)
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自由を求め、学院を飛び出したセルジュとジルベール。オーギュストの手から逃れたものの、パリでの二人だけの生活は順風満帆とはいえなかった。セルジュは生活を支えるのに精一杯働き、一方ジルベールはどこまでいっても妖精のように生活を感じさせないまま。すれ違う二人は、孤独を募らせて――。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第15巻!
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ジルベールをマルセイユへと帰すための残虐な策略が明らかになり、アダムらによって私刑を加えられたセルジュ。満身創痍になりながら再び寄り添った二人は、友人らの協力もあって穏やかな冬の休暇を過ごす。セルジュも無事授業に復帰し、事態は好転するかに思えたが、残虐な牙はいまだジルベールとセルジュに向けられたままだった――。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第14巻!
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オーギュスト婚約の報道に茫然自失のままマルセイユへ向かったジルベールを、すんでのところで引き止めたセルジュ。学院へと戻ったセルジュはジルベールを周囲に打ち解けさせようとするものの、思い通りにことは運ばなかった。オーギュストの呪縛からジルベールと助け出したい、しかし――。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第13巻!
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夏季休暇が始まり、寮に残ったセルジュとジルベールであったが、二人それぞれに届いたオーギュストからの手紙により、マルセイユへ向かう。そこで待っていたのは、セルジュにとって残酷な現実――近づいたかのように思えたジルベールの心が、再び離れていく――オーギュストへと向かって。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第12巻!
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音楽院教授を前にしての演奏会――セルジュにこのチャンスをもたらしたのは、オーギュストであった。再会に、ジルベールの目前でセルジュを抱きしめるオーギュスト。その様子を無表情で見つめたジルベールであったが、直後激しい怒りをセルジュへとぶつける。噛み付くような口づけと、腕の痛み・・・・・・そして、頬に残るジルベールの涙に心を揺らしながらも、セルジュは演奏会にのぞむ。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第11巻!
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ラコンブラード学院総監室近くの客間――ジルベールは授業中にもかかわらず、艶やかな声を漏らしていた。総監ロスマリネの怒りを、あえて買いたいのだといわんばかりに。そんなジルベールの瞳は、ロスマリネの無二の親友だというA棟監督生・ジュール・ド・フェリィをとらえ、妖しく煌めいた――。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第10巻!
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アスラン亡きあと、セルジュは後継者としてバトゥール子爵家に迎えられた。今までとはまるで違う日常に戸惑い、離れ離れとなった母への思慕を募らせながらも、見る見る間に子爵家にふさわしい礼儀作法を身につけていくセルジュであったが――!?19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第9巻、セルジュ編・・・完結!
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オペラ座で出会った女性パイヴァに一目で恋におちたアスラン。彼女が侯爵をパトロンにもつ高級娼婦であることを知っても、その心は冷めることなく想いは募るばかり。そして、アスランのパイヴァへの恋慕というスキャンダルは次第に社交界にも広がり・・・・・・アスランは決断を迫られる。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第8巻。
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1865年――セルジュの父・アスランは、18歳の若さでバカロレアに合格。そして、父であるバトゥール子爵からパリの屋敷を譲り受け、入学まで一年間の自由を得る。セルジュは限られたこの“時間”を無駄にすまいと心に誓い、古書店で見つけた日記を紐解いた。自分の過ごした“時間”を書き綴るために――。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第7巻、セルジュ編・・・開幕!
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パリ社交界の夢では満たされない、愛への・・・・・・オーギュストへの渇望に身を焦がしたジルベールは、雨の中。辿り着いた先は――かつてジルベールを陵辱したボナールの屋敷だった。その様子を馬車から楽しげに見届けたアリオーナ・ロスマリネはオーギュストの屋敷を訪れ、ある取り引きを持ちかける。交差する想いの行方は・・・・・・!?19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第6巻、ジルベール編・・・完結!
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ボナールに陵辱され茫然自失のジルベールを、オーギュストは抱いた。存分に愛し、そして支配するため――。自我を取り戻し、性愛(エロス)をあるがままにからだで理解したジルベールは、狂おしいほどオーギュストの愛を求める。しかし、オーギュストの心は硬く閉ざされたままだった。心の隙間を埋めるかのように、パリの社交界で愛(エロス)の輝きをましていくジルベールであったが・・・・・・!?19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン第5巻!
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