文学
アンナ・カレーニナ
シリーズ内の平均評価:
(89)
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青年将校ヴロンスキーと激しい恋に落ちた美貌の人妻アンナ。だが、夫カレーニンに二人の関係を正直に打ち明けてしまう。一方、地主貴族リョーヴィンのプロポーズを断った公爵令嬢キティは、ヴロンスキーに裏切られたことを知り、傷心のまま保養先のドイツに向かう・・・・・・。激動する19世紀後半のロシア貴族社会の人間模様を描いたトルストイの代表作。真実の愛を求め、苦悩する人間たちが織りなす一大恋愛叙事詩。
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官僚としての体面と世間体を重んじる夫の冷酷な態度に苦しみながらも、アンナはヴロンスキーとの破滅的な愛に身を投じていく。愛するゆえに苦しみ悩んだ結論は・・・・・・。一方、新しい農業経営の理想に燃えるリョーヴィンは、失意から立ち直ったキティと結婚生活を始めるのだった。登場人物たちの微妙に揺れ動く心理と時代背景を、端正かつ抑制の利いた訳文で鮮やかに抽出した新訳。
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イタリアから帰国し息子セリョージャとの再会を果たしたアンナだが、心の平穏は訪れない。自由を求めるヴロンスキーの愛情が冷めていくことへの不安と焦燥に苛まれながら、彼とともにモスクワへと旅立つ。一方、新婚のリョーヴィンは妻キティとともに兄ニコライの死に直面するのだった。芽生えた不信と不満。幸福の絶頂のあとに訪れた、行き違う二人の微妙な心情を、緊張感あふれる訳文で鮮やかに描きだす。
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「そうだ、死ぬんだ!・・・・・・死ねば全部が消える」。すべてをなげ捨ててヴロンスキーとの愛だけに生きようとしたアンナは、狂わんばかりの嫉妬と猜疑に悩んだすえ、悲惨な鉄道自殺をとげる。トルストイの魅力を凝縮した代表作であり、愛と理性、虚飾と現実、生と死、そして宗教と社会を壮大なスケールで描いた19世紀文学の最高傑作、ここに完結! 繊細かつスピード感あふれる新訳で。
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