小説
江戸川乱歩全集
シリーズ内の平均評価:
(233)
何をやって見ても、一向この世が面白くない。そんな男が発見した最後の楽しみ。それは屋根裏を歩きまわり、他人に見せない醜態をのぞき見ることだった。淫靡な快楽の虜となった男が、ついには完全犯罪を目論むが!? 表題作の他、「二銭銅貨」「D坂の殺人事件」「人間椅子」など最初期の傑作群を収録。【この電子版は、註釈と「私と乱歩」を割愛しています】
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殺人を犯したシナリオ・ライターが最強完全なアリバイで完全犯罪を作り上げようとするが、その先に待つのは――。表題作「月と手袋」と、乱歩自身が“私の体臭が濃厚な”という「影男」、そして少年探偵団の活躍が痛快な2編「灰色の巨人」、「黄金の虎」を収録。【この電子版は、註釈と「私と乱歩」を割愛しています】
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化人幻戯・・・・・・「化生の者の魔術」を駆使した二重三重の不可能犯罪に挑む明智小五郎。久々に少年もの以外に登場した明智は50歳をすぎ、著者はまた還暦を迎えていたと感じさせないほど筆致は瑞々しい。他に少年探偵団シリーズ唯一の海洋冒険小説「海底の魔術師」など、乱歩の幅広い魅力を楽しめる一巻。【この電子版は、註釈と「私と乱歩」を割愛しています】
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謎めいた透明人間の不気味がシリーズで随一の表題作、四十面相と名を改めた怪盗と小林少年の対決が熱い「怪奇四十面相」、乱歩が読者に大きな罠を仕掛ける「宇宙怪人」の少年ものに加え、「畸形の天女」、「女妖」を収録した作品集。【この電子版は、註釈と「私と乱歩」を割愛しています】
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長生きしたほうに全財産を譲るという先代の遺言に端を発し、四十余年、家族ぐるみの対立を続ける双生児の健作と康造。自らの余命が幾ばくもないことを知った健作は、どちらが先立っても不利にならない契約を交わそうとするが・・・・・・。表題作他、戦後初の少年探偵団の活躍となった「青銅の魔人」や、「虎の牙」、「断崖」を収録。【この電子版は、註釈と「私と乱歩」を割愛しています】
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長崎の港で海賊船に襲われた小学生の仲良し三人組は、何とか脱出したものの、南洋の島に流れ着き、サバイバル生活に入る。実はその島は・・・・・・。『新宝島』は、小学生たちが智恵と勇気で難局を乗り切っていくスリリングな乱歩唯一の冒険探偵小説。他に、日常生活の疑問を謎解きする『智恵の一太郎』、大胆なアリバイ・トリックが光る『偉大なる夢』を収録。【この電子版は、註釈と「私と乱歩」を割愛しています】
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明智小五郎の行く手に立ちふさがる戦前最後の強敵たち。姿なき「暗黒星」、「大金塊」を狙うもう一人の黒蜥蜴ともいうべき絶世の美女、そして悪念に満ちた恐るべき「地獄の道化師」。エログロを禁止された乱歩が、初心に還った本格推理と、娯楽長編を融合させて新境地に挑むファン必見の一巻。【この電子版は、註釈と「私と乱歩」を割愛しています】
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闇と同じ色をした黒い怪物が出没し、白い歯を剥き出しにし、けらけらと笑う――。そんな「黒い魔物」の噂が東京中に広がるころ、少年探偵団のメンバー、篠崎始君の家の周囲に、不審な人物の影が・・・・・・。(「少年探偵団」)少年ものの第二作「少年探偵団」、第三作「妖怪博士」、一般向けの「悪魔の紋章」を収録。【この電子版は、註釈と「私と乱歩」を割愛しています】
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襲いかかる影法師の魔の手が――。海外の名作を日本の土壌に移し、乱歩流アレンジの筆が冴える翻案小説の傑作「緑衣の鬼」と、黒岩涙香の翻訳をやはり乱歩流に書き直した「幽霊塔」を収録。【この電子版は、註釈と「私と乱歩」を割愛しています】
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実業家・羽柴壮太郎のもとに、恐ろしい予告状が届いた。昨今世間を騒がせている怪盗、「二十面相」からの予告状である。狙われたのは、羽柴家が所蔵する、ロマノフ家の王冠に由来するダイヤモンド。羽柴家は、ありとあらゆる防備を施すが・・・・・・。(「怪人二十面相」)江戸川乱歩初の少年ものである「怪人二十面相」と、長編「大暗室」を収録。【この電子版は、註釈と「私と乱歩」を割愛しています】
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左腕に黒蜥蜴の刺青をした美貌の女賊。社交界の花形にして暗黒街の女王。変幻自在の黒衣婦人は、名探偵・明智小五郎に挑戦状をたたきつけた。日本一のダイヤ・エジプトの星をめぐる息詰まる死闘! 三島由紀夫の脚色による映画・演劇で更にその名を天下に知らしめた傑作。【この電子版は、註釈と「私と乱歩」を割愛しています】
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都会の谷間の貸しビルの同じ部屋で連続して起こる首吊り事件。「押絵と旅する男」と並んで乱歩幻想文学を代表する表題作をはじめ、『鉄塔の怪人』の原型となった長編「妖虫」、本格推理マインドが炸裂する「鬼」「悪霊」など、多面的な乱歩の世界がこの一冊には凝縮している。【この電子版は、註釈と「私と乱歩」を割愛しています】
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乱歩曰く――「もっと舞台の広い『大探偵小説』へ進出したいと思っている。今回の『黄金仮面』は実にその第一歩である。本篇活躍の主人公は、例のお馴染の素人探偵明智小五郎であるが、彼も段々に成長しつつある。今度の小説では相当大きい活躍が出来る筈だ。相手役の悪魔は恐らく読者を驚かせるに足る人物だと信じている。」相手役の驚くべき人物とは何者!? 驚嘆すべき傑作。【この電子版は註釈と「私と乱歩」を割愛しています】
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