コミック
さんだらぼっち
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完結
江戸の遊郭・吉原の大門前にあるおもちゃ屋は、店番の男「とんぼ」が削る竹とんぼで子供達から大人気。しかしこの店の本業は、吉原での借金を取り立てる「始末屋」だった……! 図体がでかくて頼りなげなとんぼが、色事がらみ、金がらみ、親子の情愛がらみなど、吉原の様々な厄介事を、“粋”に巧みに解決する! 情緒あふれる庶民の生活を活写し、1975年の「ビッグコミック」連載開始から好評を博した、人情時代劇の傑作!
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吉原大門前のおもちゃ屋のお志摩は出戻り娘。しっかり者の姐さんは、とんぼにとって憧れであり、頼りになる存在だ。ある日、とんぼの前にお志摩の元亭主が現れた。今までその色気に翻弄されながらも、努めて女として意識しないようにしてきたとんぼだが、元亭主の存在を目の当たりにして明らかに動揺する。そんなとんぼに、下駄屋の太平が酒を飲みながら語ったこととは……!?
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とんぼが吉原のツケを取り立てるのは、貧乏長屋に住む佐官。近くの町の大工連中に挑発され、吉原の座敷に上がってしまったという。話を聞いた長屋の男達が、みんなで吉原に繰り出そうと言い出すが、ツケどころか家賃すら滞納する身……。そこに、金を差し出す者が現れた!? 晴れて吉原へ向かった長屋の男達は、大工連中に一泡吹かせようとするが……。江戸の町人たちの、粋(いき)でいなせな人情譚!!
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吉原に一日も休まず通いながら、遊女たちから嫌われる客がいた。“ひやかしの政”と呼ばれ、一度も座敷には上がらず、格子の向こうの遊女をからかうだけの男だ。しかし政が顔を出さなくなると、遊女たちは寂しがるのだった。すっかり“格子なじみ”となった政を心配する遊女たちが、とんぼに見舞いを頼む……。とんぼが思いついた、粋なはからいとは!? 江戸を舞台にした心温まる人間ドラマ!!
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とんぼが以前、空飛ぶ竹とんぼを作ったことを聞き付けた老人が、からくり人形の制作を頼んできた。しかし単なる玩具ではなく、等身大の“からくり女郎”だ。30年前に身請け直前で急死してしまった遊女が忘れられず、死ぬ前にせめて一日、愛した女と暮らしたいというのだが、床入りもできる人形など作れるのか!? 玩具だけではなく、とんぼによる吉原のツケ取りにも、人の心にも“からくり”が隠された、痛快人情時代劇!!
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江戸の遊郭・吉原の大門前にあるおもちゃ屋は、店番の男「とんぼ」が削る竹とんぼで子供達から大人気。しかしこの店の本業は、吉原での借金を取り立てる「始末屋」だった……! 図体がでかくて頼りなげなとんぼが、色事がらみ、金がらみ、親子の情愛がらみなど、吉原の様々な厄介事を、“粋”に巧みに解決する! 情緒あふれる庶民の生活を活写し、1975年の「ビッグコミック」連載開始から好評を博した、人情時代劇の傑作!
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