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パリからニューヨークへと向かう飛行機に一人の美女が座っていた。トランシルヴァニア国のルナ姫。彼女は未来透視の才能を持つミスティック(神秘家)だった。精神を集中して予知夢の世界に入った彼女の意識を、強烈な衝撃が遅い、膝の上の水晶玉が炸裂した。「――落ちる!」彼女の絶叫の直後、凄惨な現実が訪れる。それは、地球征服を企む宇宙の破壊者「幻魔」との戦いの幕開けだった。「幻魔」には、いかなる近代兵器も用をなさない。対向しうるのはただ一つ、エスパー(超能力者)の力のみ。ルナ姫は宇宙戦士ベガとともに、世界中から有能なエスパーを探し集める。その中に、日本の高校生・東丈がいた――。宇宙の邪悪な存在に敢然と立ち向かう正義のエスパーたちの活躍を描く、壮大な宇宙ドラマが、今、はじまる! 本書は『幻魔大戦』第1巻から20巻までを1冊にまとめた合本版です。
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井沢郁江の主導で運営される「GENKEN」は、次第にまとまりに欠け始めた。郁江の親衛隊ができ、彼らが会の内外に対して横暴な行動をとるようになったのだ。郁江自身も丈から託された重責と焦りのためか、持ち前の軽妙さが影をひそめ、エキセントリックな面が目立つようになっていた。郁江の立場を理解しながらも、無名塾のメンバーを中心に、会のあり方に対する批判が出始める。そうしたさなか、丈の姉三千子が警察から呼び出しを受けた――。揺れ動く「GENKEN」。光のネットワークは、果たして完成するのだろうか・・・・・・? 壮大な物語が、ついにここに完結! シリーズ第20弾!
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身体を投げ出して隷従を誓う川村蓉子を冷然と見下ろしていた高鳥慶輔の内に、力強い誇りと昂ぶりが湧き上がってきた。高鳥は真剣に世界の帝王たることを欲し、すべての人間を跪かせたいと望んだ。その時、突然体が炎を発したように熱くなり、やがて彼の体内から何かが急速に喉へせり上がってきた。驚き見上げる蓉子の前にバラバラと吐き出された異物。それは、黄金色に輝く円球だった――。「真の救世主」と自認する高鳥慶輔の恐るべきパワー。東丈を欠く「GENKEN」の前に、新たな脅威が・・・・・・! SF超大作シリーズ第19弾!
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旧約聖書で「主の日」と呼ばれる人類滅亡の日――、すなわちハルマゲドンの予告は、過去にも数多くなされてきた。「主の日」はノアの大洪水、ソドムとゴモラの滅亡、そしてバビロン壊滅という形で現れ、その預言はいまだに有効である。その日が訪れるのは、必ず驕り高ぶった不遜な人類、道義的に腐敗しきった人間たちに対する神の怒りが頂点に達した時だ。そして、「主の日」こそ救世主再臨の日であり、同時にサタン再臨の日でもあるのだ! 物質文明に毒され、心の貧困に陥った人類に、滅亡をもたらす「主の日」が迫る・・・・・・。目が離せないシリーズ第18弾!
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丈の秘書を解任された由紀は、後任に郁江が選ばれた事実に落胆し、込み上げてくる虚しさに、無性に酒が飲みたくなった。自分に落ち度があったとは、どうしても思えない――。おさまらない気持ちを胸に、由紀は立て続けにグラスを空けた。だが、泥酔してマンションの自室に戻った彼女に恐るべき事態が襲いかかる。残虐極まりない、あの暴力団の幹部・矢頭が待ち伏せしていたのだ! 幻魔の標的は、由紀だったのか? 息もつかせぬ展開が繰り広げられる、シリーズ第17弾!
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主催の東丈が不在のまま継続された「GENKEN」のセミナー。井沢郁江の強力な人心掌握術を目の当たりにし、その独断と専行に一部の幹部会員からは反発が出てきた。秘書室の幸代が、会長の丈が不在の間は、何事も幹部会員の合議制で決めるべきだと郁江を非難すると、これに対し郁江は、自分が丈から会の運営を任されたのだと告げた。ショックを受けた幸代は血相を変えて部屋を飛びだしていった――。その時、入れ違いに入ってきた田崎と白水が、恐るべき情報を持ち込んできた・・・・・・! 幻魔に打ち勝つ唯一の方法、光のネットワークは完成できるのだろうか? SF作品の金字塔、シリーズ第16弾!
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「GENKEN」のセミナーに、苛立たしい不快な緊張感が横溢していた。丈が渡米の準備で夜のうちに出発し、セミナーが丈抜きで行われるという噂がもっともらしく流れ、セミナーどころではなくなってしまったのだ。だが、この混乱を見事にしずめた者がいる。井沢郁江だった――。彼女は巧みな話術で聴衆を自在に操り、人々を完全に魅了してしまった。そして、今、会の中心的メンバーに魔の手が迫る・・・・・・。大好評のシリーズ第15弾!
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郁江が指定された通り、コイン式望遠鏡で景色を眺めていると、突然背後で声がした。「何か面白いものが見えますか?」幻魔が現れたのだ! 振り返ろうとする郁江を制して、幻魔は望遠鏡を正面のビルの屋上へ向けさせた。あっという声が郁江の喉から漏れる。レンズ越しに郁江が見たものとは・・・・・・?! じわじわと忍び寄る幻魔の魔手。切迫した人類の危機に、丈はいかに立ち向かうのか?! 大人気シリーズ第14弾!
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「GENKEN」の事務所に屈強な4人の男が入ってきた。鋭い目つきや黒い背広で、一目でその筋の者と分かる。ひときわ貫禄のある男が丈に会いたいと申し出た。以前、郁江と高鳥に痛めつけられた手下のことで、因縁をつけに来たのだ――! 男は素直に応じなければ、会の醜聞にして外部に流すと脅し始めた。怯えきった受付の女性たちが身を震わせているところへ現れたのは、当の郁江だった。一瞬のうちでその場の様子を察知した郁江がとった行動とは・・・・・・? GENKEN存亡の危機に、丈はどうするのか・・・・・・? 息もつかせぬ、シリーズ第13弾!
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幻魔・江田四郎に軟禁され悪の洗脳を受け、今やその手先となっているはずの久保陽子が戻ってきた。彼女は、幻魔から送り込まれたスパイなのか――?! 抵抗なく陽子を受け入れる「GENKEN」の仲間もいたが、古い会員はみな動揺し、なかでも丈の秘書・由紀は激しい胸騒ぎをおぼえていた・・・・・・。愚かな過ちを繰り返し、滅亡への一途を辿る人類に警告を送る、戦慄のシリーズ第12弾!
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広大な宇宙で、数百億年もの間続いている大規模な戦闘。それは、凄まじい破壊力で全宇宙を壊滅させようとする暗黒の軍団「幻魔」と、宇宙を守るために立ち上がった「大連名」との戦いである。いかなる兵器も通用しない幻魔に、ただ一つ対抗しうる手段は、超常能力の結集。驚異的な念動力を持つ日本の高校生東丈(あずまじょう)は、超能力者たちのリーダー・ルナ姫の啓発で、幻魔の侵攻を人々に知らせる組織「GENKEN」を創設した。丈の魅力に惹かれ、多くの人が集まり、組織は急速な発展をみせたが・・・・・・。ますます白熱する幻魔との戦いを描く、シリーズ第11弾!
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「郁江が病院からいなくなりました――」電話を受けた三千子は衝撃を受けた。幻魔の仕業ではないか。もし、そうなれば、丈が報復のためにその巨大な超能力を行使しかねない。幻魔と力と力の対決になれば、丈は圧倒的な勝利を得るだろう。だが、幻魔の目的は暴力的な低次元の戦いに丈を引きずり込むことである。三千子は一人、恐ろしさを噛みしめた・・・・・・。目が話せない、シリーズ第10弾!
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