完結
原作・小池一夫、作画・小島剛夕の黄金コンビで評判となった日本の代表的時代劇画。柳生一族の陰謀により妻を失い、遺児・大五郎と共に刺客道に生きる元・公儀介錯人にして水鴎流の達人、拝一刀の凄絶な物語。1970年9月から1976年4月まで「漫画アクション」(双葉社)に連載され、大人気となり映画やTVドラマにもなる。また、海外でも『LoneWolfandCub』として英語版劇画が出版されている。日本が誇る時代劇の金字塔、堂々のスタート!!収録作「子を貸し腕かしつかまつる」ほか「父なればこそ子の心子なればこ・・・
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束の間の休息を得、希望に満ちた避難民たちが去った八町河岸は、すでに、冥府魔道に生きる一刀親子と柳生烈堂との最後の戦いの舞台となっていた・・・・・・。父・一刀は、我が子・大五郎に言う。「生まれ変わりたる次の世でも父は父。次の次の世でも我が子は、おまえぞッ。わしらは永遠に不滅の父と子なり!」時代劇の不滅の金字塔、ついに、ここに完結!
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八町河岸原に突き立てられた二本の刀を守る大五郎。だが、突然の大火事で大勢の人々が八町河岸に避難してきた。守れるか大五郎!?一方、策を弄し再び将軍の信任を得た烈堂は、集結した草たちに一刀抹殺を下知する。再び一刀と烈堂の戦いが始まる・・・・・・。
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江戸城にて謹慎の身となった柳生烈堂。城内にて烈堂の命を奪わんとする毒味唇役・阿部頼母こと阿部怪異。一方、烈堂の安否を確かめるため江戸城内へ向かう拝一刀。全国から続々と江戸に集まる柳生の草。柳生の反撃が始まるのか?どうなる、烈堂、怪異、そして拝一刀!?
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烈堂の放った非常の草触れ。次々と全国に伝わる奔草の狼火。築き上げた日々のしがらみを断ち、草たちは一路江戸を目指す。江戸城内に在る柳生烈堂は、阿部怪異の執拗な策略を受けていた。一方、一刀親子は八丁河岸でひたすら烈堂を待っていた・・・。
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思わぬところから、柳生封廻状を手に入れた阿部怪異。怪異は公方にそれを披見し、烈堂は公方に糾問されることになった。だが、このことをすでに察知した烈堂は、非常の草触れを出し、天下六十余州の柳生草たちに江戸に集結するよう下知した。
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おびただしく横たわる柳生の家士たちのねんごろな埋葬を済ませた拝一刀と柳生烈堂。天地静寂、月下蒼光の八丁河岸に二人は、ついに互の秘技を尽くし雌雄を決せんと立つ。おりしも冬、江戸には雪が降りつつあった・・・・・・。
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ついに、ただ一人となった柳生烈堂。だが、嵐の最中、怪異が開いた水門から濁流が押し寄せ、いまにも江戸市中を水没せしめんと迫り来る!ご府内は、江戸万民は・・・・・・。一刀親子、烈堂、どうする!?
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柳生烈堂は、柳生一門総がかりで一刀親子を一気に倒さんと決意を固めた。一方、親子が刺客仕事で得た生命金で購ったものは、一箱で千余の兵にも勝る南蛮渡来の投擲雷だった。白装束を身にまとった親子はいよいよ対決の場へ!
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ついに江戸潜入に成功した一刀と大五郎。だが、新たなる魔手が彼ら親子の行く手を遮る。将軍家御膳のお毒見役、唇役(くちやく)阿部頼母。阿部怪異(あべのかいい)の異名をとる異形にしてげに恐ろしき毒を駆使する男の卑劣な技に、狼親子の悲願は成し得るのか!?
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「“子連れ狼”を倒すには手段を選ばぬ!何としても江戸入りは阻止するのだ!!」と、執念の炎を燃やす柳生烈堂。執拗な追撃を受けながらも、拝一刀親子は来るべき日のために、ただひたすら江戸を目指す!
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多くの民を賞金首五千両の争奪戦に巻き込まぬため、ぷっつりと行方を断った一刀と大五郎。焦る柳生烈堂に将軍は、直属の警固衆・黒門固メ煙止メ衆(くろもんがためけむりどめしゅう)を使えと命じる。身分は足軽なれど、手練の技には凄まじいものがあった!
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ついに柳生封廻状の謎を解き明かした拝一刀。積年の怨みをこめ、柳生烈堂との雌雄を決するため江戸へ向かう。だが、親子の首には烈堂によって五千両という巨額の賞金がつけられていた。行く手には、賞金目当ての賞金稼ぎばかりでなく農民や町人たちも待ちかまえていた。危うし、子連れ狼!
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