コミック
ちるらん 新撰組鎮魂歌
シリーズ内の平均評価:
(36)
完結
己の強さを求め、ただ闇雲に道場破りを繰り返す、若き日の土方歳三。そんな時、天然理心流・試衛館の近藤勇に挑み、敗北を喫す。土方は雪辱を誓い、試衛館の門を叩いた。最も強く、最も熱い新撰組が今始まる!!
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一つの時代が終わろうとしている。
「幕末最後の武士」と呼ばれた漢の長きに渡る戦いもまた、決着を迎えようとしていた。
己の「武」ただ一つで激動の時代を駆け抜けたその漢は、勝機が残されていないことを知りながらも新撰組の仲間が待つ戦場へと赴く。
幕末の世に咲いた、徒華たちのーーー新撰組副長・土方歳三の戦いが、遂に終わる。
土方歳三の生涯を描いた新撰組大河、ここに完結。 -
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無怨剣の剣鬼・高柳又四郎との死合いの中、これまで探し求めてきた「最強」の答えに巡り合う土方。しかし、依然として圧倒的な高柳の剣技を前に、土方は自らの“生”を捨て、最後の大勝負に出るーーーー。
刻を同じくして、宮古湾を念のため警戒していた新政府軍海軍が甲鉄号のもとへ迫る。
漢たちの命を懸けた甲鉄号強奪作戦、最終局面。決着の刻が迫る。 -
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幕末最強の戦艦・甲鉄号(ストーンウオール号)を強奪するべく、少数精鋭で奇襲をかける土方たち一行。
迎え討つは、土方歳三への強い恨みを持つ土佐・薩摩・長州の刺客たち。
そして生ける伝説、音無し剣の高柳又四郎。互いの運命に導かれるように出会い共鳴し合う、2匹の剣鬼。
土方歳三、生涯最後の死合いが始まる––––。 -
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蝦夷地制圧を成し遂げ連戦連勝に湧く旧幕府軍だったが、旗艦・開陽丸が座礁したことにより窮地に陥る。絶望的状況の中、巻き返しを図る榎本武揚は、蝦夷政権を欧米列強に認めさせるため、世界最強国家・大英帝国との命懸けの交渉に向かう。そして、江戸では土方歳三暗殺を目論む岩倉具視が新たな刺客を解き放つ。刺客の名は高柳又四郎。「音無しの剣」と恐れられた生ける伝説が動き出す。
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土方歳三と交わした約束を果たすため、新撰組として”最後の闘い“に身を投じる永倉新八と斉藤一。一方、榎本艦隊と無事合流した土方は、新政府軍に対抗するため蝦夷地へと向かう。蝦夷地制圧の最初の標的は、箱館『五稜郭』––––––––。新政府軍と命懸けで対峙(ケンカ)することを選んだ大バカ者たちの最後の戦が幕を開ける。ただ、武に咲き、武に散る。幕末の悪童(ヤンキー)伝、最終章開幕!
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幾重にも張り巡らせた策を用い、新政府軍から長岡城を再び奪還した河井継之助。たった600人による奇跡の勝利に沸く長岡藩軍だったが、一発の凶弾が河井継之助を貫く――――。自らの最期を悟った河井は、思い描いていた夢を土方に託し、心やすらかにその生涯を終える。田舎の小藩を類をみない強国へと変貌させた幕末の風雲児、河井継之助 散る。
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緒戦を勝利し、勢いづく土方たち旧幕府勢力だったが、新政府軍の天才軍師・大村益次郎の策謀により長岡城が急襲される。新政府軍の大軍に包囲され、城を枕に討ち死にする覚悟を決める牧野父子。主君の窮地を救うため、死地へと赴く河井継之助のガトリングの咆哮が火を吹く。
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重傷を負いながらも会津に合流した土方だったが、戦場で受けた怪我が元で到着後数日、意識を失ってしまう。そして、追い討ちをかけるように会津への侵攻を開始する新政府軍。そんな絶望的状況にひとりの漢が立ち上がる。新撰組三番隊組長、斉藤一。一匹狼と呼ばれてきた漢が新撰組の未来を背負い、戦場へと出撃する。
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熾烈を極める宇都宮城攻防戦。闘いの最中、土方の前に薩摩の怪物 野津七次が立ちはだかる。東の最強『天然理心流』VS西の最強『薬丸自顕流』。幕末を席巻した二つの最強が相対す――。一方、新政府軍の追手を一人で食い止め、瀕死の重傷を負った原田左之助は、小太郎たち姉弟に命を救われる。傷を癒すまでの一瞬の平穏、だが運命が死神を戦地へと誘う。新撰組十番隊組長 原田左之助。姉弟との約束を果たすため、最期の戦場 上野へ向かう。
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大鳥軍の参謀として 新政府軍を次々に撃破していく土方は、北関東における重要拠点・宇都宮城を一日で落城させ、完全勝利を収める。しかし、天才指揮官としての名声を得る一方、危険な漢たちをも招き寄せることになる。井上源三郎の仇、薩摩藩砲兵隊長 大山弥助。散った家族の弔いのため死地へ向かう。
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新撰組局長近藤勇、斬首。新撰組一番隊組長沖田総司、病死。幕末の時代を駆け抜けたふたりの漢の死により時代はさらに加速していく。残された土方は近藤から託された夢のため、新たな道へと歩み始める―――。
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新政府軍の先鋒が江戸に到達。ついに江戸城の無血開城が決まる。復讐に燃えたぎる新政府軍の怒りの矛先は、多くの志士達を殺戮した旧幕府軍の象徴、新撰組へと向かっていた。近藤勇は仲間の命を救うため、新撰組局長として最後の命令を下す。それは『新撰組解散』であった―――。
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