ライトノベル
彼女は戦争妖精
シリーズ内の平均評価:
(22)
完結
便利な購入方法
-
-
半年前、あの荷物を受け取っていなかったら。余計な同居人にも、襲いかかる刺客にも悩まされることはなかっただろう。恋をすることも、その相手を守るために人を斬ることもきっとなかっただろう。それまでのように、一人静かな毎日を過ごせていたに違いない。しかし――それでも伊織は思う。自分とクリスは出会うべくして出会ったのだと。たとえ向かう先が""妖精の書""の残酷な導きだとしても、必ず家族を守ってみせると――。伊織とクリス、最後の物語。
-
さわから譲り受けた""妖精の書""とともに、無事帰還した伊織たち。岩手での戦いを経験した伊織は、なるべく常葉を戦闘から遠ざけるよう、自分とクリスだけで、襲いかかる""鞘の主""を返り討ちにしていく。そんな伊織の優しさに、常葉は喜びと不安を感じていた。一方、ついに現れた六人目の""吟遊詩人""シリー・ウォーク。他の""吟遊詩人""たちとの対面を済ませた後、薬子に接近した彼の目的とは!? 近づく終局、交錯する心。人気シリーズ第8巻。
-
イソウドの奸計によりペルスヴァルを倒した伊織たち。その数日後、伊織はクリスと、そして偽書の一件で薬子と袂を分かった常葉とリリオーヌとともに、母方の曾祖母の住む岩手へ旅立つ。しかし執拗なまでに伊織を狙うイソウドの刺客が彼らに迫っていた――! 一方二人の不在を怪しむさつきとルテティア、薬子の真意を問いただす頼通はこの戦いの終局を考えはじめ、""吟遊詩人""たちにも最終局面を予感させる出来事が・・・・・・! 佳境を迎えるシリーズ第7巻!
-
さつきまでもが""鞘の主""となり、ますます不安の種が増えてしまった伊織。そんな彼に、敵対関係にあると思われていた由良健二とマラハイドが接近してくる。イソウドの強引な介入により、他の""吟遊詩人""たちもそれぞれ""妖精の書""を巡り行動を始めたのだ。北への旅路を往く""男爵""、頼通とルテティアの前に姿を現すラ・ベル・・・・・・。対照的に、不本意な戦いを続けることへの疑問が膨らむ伊織だが、突然のあの男の声に感情を抑えきれず――。
-
何者かに敗れ、イグレインとの記憶と""妖精の書""を失ったパトリック。帰国した頼通とともに、変わり果てた彼と対面した伊織だが、罪悪感と恐怖の入り混じった複雑な感情を振り払うことができずにいた。そんな伊織の前に、黒ずくめの妖しい雰囲気を纏った少女が現れる・・・・・・。一方、久しぶりに薬子との再会を果たした頼通は、彼女に戦う理由を聞き出そうとするが--。薬子の狙い、そしてついに動き出した""吟遊詩人""とは一体? 新章突入、人気シリーズ第5巻。
-
頼通からの手紙に従い父の失踪宣告手続きを済ませた伊織だが、""妖精の書""について考える暇もなくクリスとルテティアの世話に追われていた。そんな伊織の様子を気遣う常葉、伊織の気持ちを知りたいさつき、不穏な行動を重ねる薬子・・・・・・。周囲が慌しい中、かつて刃を交えたグレアムをドイツから呼び寄せ伊織とクリスを狙うパトリック。""妖精の書""を巡る様々な思惑と、パトリックの執念の刃が伊織たちに襲いかかる――! 人気シリーズ緊迫の第4巻!
-
「コイツら食っちゃっていいの?」伊織とクリスの前に現われた制服姿の美少女・ルテティア。クリスをさらった彼女は、逃げた先で伊織に携帯電話を投げて寄こす。その電話の相手はなんと、行方不明の叔父・頼通――! 同じ頃、母校を訪れていた薬子は、恩師であり伊織の父でもある康頼を訪ねてきた外国人の男女二人組を発見する。どうやら彼らは""楽園""に近づく何かを捜しているらしいのだが・・・・・・。エキセントリック美少女と、さらなる謎に翻弄される第3巻!
-
はた迷惑なクリスとの同棲にも慣れてきた伊織。今度は彼の元に学園憧れの""王子""、大路常葉が訪ねてきて、彼女の家に招待されてしまった! 誘いを受け大路邸を訪れた伊織は、そこでクリスと同様、翼を持つ少女と出会う。“鞘の主”として同じスタンスの常葉の話を聞き安心する伊織だが、彼女が告げた「薬子先生を信用するな」という言葉に動揺する。一方常葉は付近で頻発していた通り魔事件に巻き込まれてしまい――好調シリーズ第2弾!
-
宮本伊織はピンチを迎えていた。同じクラスの女子、牧島さつきが遊びに来ているというのに、上の階から降ってくる重い音が気になって仕方がないのである。同居している叔父の寝相と偽って、なんとかさつきを帰した伊織。だがしかし、伊織が開けた二階のクローゼットには、猿轡をかまされた、人形のような美幼女が拘束されていたのだった・・・・・・! 二人の奇妙な共同生活から始まる、ミステリアスアクション!!
-
-