料理の表舞台から追放された男が、流れの板前としてさまざまな相手と料理勝負をしながら成長していく姿を描いた人情グルメコミック!一流料亭・桐の家の板前であった暮流助(くれ・りゅうすけ)は、本膳祭で傷害事件をしたように仕組まれて、日本料理会から除名処分となり、桐の家を破門される。そして流れ板として修業の旅をする暮は、チンピラに絡まれて殴られているところを、料亭・丸善の主人である下条(しもじょう)に助けられて……!?
便利な購入方法
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大日本料理会と手を組んだはずの黒田包之介(くろだ・ほうのすけ)が反乱を起こし、料理界を揺るがす騒動へと発展する。清吉(せいきち)から事情を知らされた暮流助(くれ・りゅうすけ)は、桐の家へ帰ることを決意する。そして暮の師である和木(わき)も、ついに立ち上がった。最終決戦の舞台は因縁深い本膳祭! 暮、黒包丁、歌川(うたがわ)、勝者はだれに!?すべてが決着する感動の完結巻!!
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大日本料理会会長となった歌川静児(うたがわ・せいじ)と、黒包丁長老の息子である黒田包之介(くろだ・ほうのすけ)が手を組んで、暮流助(くれ・りゅうすけ)を潰そうと画策する。そして静児の父・繁蔵(しげぞう)に呼び出された暮の恋人・加代子(かよこ)は、暮を助けるために静児との結婚を承諾してしまう。それを知った暮は怒りに燃えて……!?
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暮流助(くれ・りゅうすけ)を討ち取るべく、新たな刺客として送り出されたのは、黒包丁でただひとりの女となった百藍(びゃくらん)。足を挫いていた百藍を温泉旅館栗田屋へ連れてきた暮は、料理に難癖をつける食通の女社長に対して、百藍と合作して料理を造り上げるのだが……!?卓越した包丁術だけでなく色仕掛けまでもする百藍との料理勝負に、暮は……!?
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暮流助(くれ・りゅうすけ)を倒そうとする黒包丁長老・黒田(くろだ)は、黒包丁究極の術・雪隠れを使う十兵衛(じゅうべえ)を送り出す。大峰屋で働いていた暮は、そこで働いていた石橋(いしばし)の策略で、十兵衛と雪の中で料理勝負をすることになってしまう。寒さにこごえる暮は包丁が思うように捌けず、圧倒的に不利な状態に……!?
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歌川繁蔵(うたがわ・しげぞう)が料理人を集めて、財界の有力者の前で料理勝負を行わせる「料理島」の存在を知った暮流助(くれ・りゅうすけ)は、料理島へ乗り込んでいくが座敷牢に閉じこめられてしまう。そこで大日本料理会に逆らった板前たちを牢屋に入れて、改心するまで料理を造らせる料理島の実体を見せられた暮は、秋の山菜で料理勝負を受けるのだが……!?
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市川屋に客を取られて、つぶれそうな貧乏店「にしじま」で働くことになった暮流助(くれ・りゅうすけ)。暮のおかげで「にしじま」は連日連夜の大盛況となるが、追い詰められた市川屋が料理勝負を仕掛けてくる。勝負に乗り気ではなかった暮だったが、市川屋の板前から、「にしじま」は大日本料理会所属の店で、すべては歌川繁蔵(うたがわ・しげぞう)の策略だと知らされて……!?
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料理勝負に勝った元黒包丁の紅(くれない)は、石元屋の老人の料理番を引き受ける。その料理番となった料理人の妙な噂を聞いた暮流助(くれ・りゅうすけ)は、紅へ忠告をするのだが、紅はまったく相手にしない。そんなある日、老人に土筆料理を造ることになった紅は、それを食べた老人からまずいと言われて、押し倒されて貞操の危機に……!?
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伊勢神宮で開催される大日本料理会の本膳祭。歌川繁蔵(うたがわ・しげぞう)はそれに乗じて暮流助(くれ・りゅうすけ)に引導を渡そうと謀略し、その息子・静児(せいじ)は暮を本膳祭に参加させるべく、暮の恋人・加代子(かよこ)を囮として連れてくる。それを知った暮は、加代子を救おうと接近するが、繁蔵に見つかり料理勝負をけしかけられる。そこへ黒包丁までも現れて……!?
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旅回りの一座から飛び出して、暮流助(くれ・りゅうすけ)が働いている赤城屋に板前として入ってきた寺尾(てらお)。寺尾を一座の食事係として連れ戻そうとする座長・板東(ばんどう)が現れ、その言い様に反発する暮だったが、親方から赤城屋はつぶれる寸前だと知らされる。しかし、親方は赤城屋の存続を決めるオーナーの前で、暮と寺尾にあることをやらせて……!?
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備前屋で働こうとする暮流助(くれ・りゅうすけ)を叩き潰すべくやってきた黒包丁一族。黒包丁は備前屋主人の協力で、暮の包丁に酢をかけて使い物にならなくするが、備前屋主人はなぜか黒包丁にも下剤を飲ませる。そして料理勝負の日、包丁が使えない暮と腹を下した黒包丁に対して、圧倒的優位な備前屋主人が勝負を挑んできた。その謀略を知った暮は、黒包丁と連合して……!?
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大晦日に金松館で働くことになった暮流助(くれ・りゅうすけ)は、凄腕の座頭板・勝五郎(かつごろう)と再会する。そこへ特別な客としてやってきた黒包丁長老・黒田(くろだ)は、暮に年越しのめでたいそば勝負をやらせる。そば造りの経験はあまりなく、不利な状況の暮だったが、勝負に参加しなかった勝五郎が意外な助太刀を……!?
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黒潮屋に頼まれて、供養膳勝負を受けることになった暮流助(くれ・りゅうすけ)。それは歌川繁蔵(うたがわ・しげぞう)が仕組んだ罠であり、暮は空蝉の術を使うという男・米田(よねだ)を相手に、一人で50種類の料理を造らなければならなかった。この過酷な勝負に、さすがの暮も疲れていくが、年寄りの米田はいっこうに疲れを見せず……!?
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