幼なじみの羽美に公園の遊戯施設から突き飛ばされた事故以来、思い込みの激しい性格になってしまった勝改蔵。高校生となっても、そのエキセントリックな性格は治るどころか、ますますひどくなるばかり。ひょんなことから、自分が改造人間になってしまったと勘違いした改蔵は・・・!?改蔵が虎馬高校科特部のみんなを巻きこんで、ギャグのオンパレード!!
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ひょんなことから、自分が改造人間になってしまったと勘違いした高校生、勝改蔵・・・科特部のみんなを巻きこんで、ギャグのオンパレード!!
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街で出会った自称・不思議ちゃんの一言、「私ってよく変わってるって言われるんですぅ」に腹を立てた改蔵。本当の不思議ちゃんを見せてやるといって、彼女を羽美のところに連れて行く。そこには自分が普通であることを必死にアピールする羽美がいたが、彼女はご近所ではすでに「不思議ちゃん」を通り越し、「不思議さん」と呼ばれる格上(?)の存在であった。
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目的の対象に直接パスせずに、近くにいる味方に一旦当てて、やさしいボールを供給するためにサッカーで使われるテクニック「ポストプレー」にかけて、日常に潜むダメポストプレーを暴く!!口うるさい妻に夫が!遅筆の作家に編集者が!直接言えない一言は、いったいどこにぶつけられるのか・・・!?
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「天使の分け前(エンジェルズシェア)」――それはウイスキーを熟成させる過程で、年に2~3%ずつ樽の中身が揮発することを粋に呼んだ言葉。改蔵の財布の中身が、そんなに使った記憶がないのにどんどん減っていくのも、たぶん天使が持っていったのだろうと言い出して・・・!?
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テーマは「仮」。4月、新入生と勘違いされ、仮入部の誘いを受けた羽美。ちやほやされることに味を占めた羽美は、科特部も仮入部にしてほしいと言いだした。そう、4月のこの時期は、ありとあらゆる仮行為が許される「おためし期間」なのだ!そこかしこに「仮」が横行していて・・・!?
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虎馬高で次々に異変が起こりだした。床が抜け、窓枠が外れ、水道が破裂。校舎の周りは草ボウボウになり、遂には化け物が乱入してきた。これらは今まで山田さんがこまめに修理や草取りをしたり、化け物を水際でくい止めていたから起こらなかったこと。ところが、彼女が中退してしまった今、一気に問題が山積してしまったのだ!
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改蔵が「理論上可能なこと」について語りだした。例えば、片方の足が沈む前にもう片方の足を前に出せば、理論上水の上を歩くことは可能。ヨーカンを半分食べて、さらにその半分を食べて、さらにさらにその半分を食べて・・・そうすれば理論上永久に食べられるはず。科特部である以上、ものごとすべて理論的に考えなければならないと主張する改蔵は・・・!?
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ディスカウントショップ「ぜにうしない」にやってきた改蔵と羽美。そこで改蔵は店員に「プライドの安売りはしてないのかなあ」と、例によって挑発。そして、その店員と「プライドの安売り街」に向かう。そこにはプライドを捨てた店や物や人の数々が・・・。さらには「プライドの安売り王」と呼ばれる人物も現れて・・・!?
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怪事件の調査に行った警察のチームが、街はずれの洋館で音信を断った!真相を探るべく、なぜか改蔵ら科特部の面々が現場に向かうことになった。その洋館は「強迫観念の館」。中に入ると、そこには強迫観念にとりつかれた人たちが、虚ろな目をしてさまよっていて・・・!?
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三角関係のもつれから、改蔵を石で撲殺してしまった(?)羽美。ひとり残された羽美は、「残され島」に連れて行かれる。そこには、いろいろなことに取り残されてしまった人や物が大量にあった。そして、その中には子供の頃から現在までの各時代の羽美がいて・・・!?
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とらうま町が「偶然禁止モデル地区」に指定された。今後、町内での偶然は一切禁止される。宝くじは絶対に当たらない。競馬は1番人気の馬が必ず勝つ。「タッチ」の達也は偶然双子なんてことはなくひとりっ子で、偶然野球に出会うこともなく、サラリーマンとして現実的な人生を送っていくというように改定されている。ところが、この地区にもやっぱり偶然はあって・・・!?
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羽美が大きなカバンを持ってバスを待っていた。カバンの中には北海道のガイドブックに青春18キップ。そう、羽美は「自分探しの旅」に出ようとしていたのだ。改蔵は「自分探しの旅といえば聞こえはいいが、その大半は現実逃避、もしくはただの失踪」と喝破。羽美に「自分探しのプロ」である私立探偵・自分寺三郎を紹介する。
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