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小説

伝言

¥1,001

(税込)

2025年08月08日配信

あらすじ

わたしは、やっと、自分がなにを作っていたのか知った。

満洲国・新京。
そこで彼女たちに何があったのか。

戦後80年
『きみはいい子』『世界の果てのこどもたち』『天までのぼれ』の著者がおくる、語り継ぐべき物語。

『世界の果てのこどもたち』には書かれなかった、もう一つの真実。


わたしは気づけなかった。
気づけなかったことはたくさんあった。

この物語の中で繰り返されるこの言葉が、いまを生きる、私に迫る。(略)
私はこの作品が『伝言』と題されたことの重大さを、ずっと考え続けている。 
                      
――小林エリカ(解説より)


満洲国・新京で暮らす、ひろみ。
聖戦とよばれた戦に勝つため、工場に集められた彼女たちは、鉄の機械とのり、刷毛を使って畳ほどの大きさの「紙」を作り続ける。
それが何なのか、考えもせずに。
五族協和、尽忠報国――信じていた国でひろみたちはどう生きたのか。
これはわたしたちが忘れてはならない物語。

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作品情報

ジャンル
:
掲載誌・レーベル
:
出版社
:
Reader Store発売日
:
2025.08.08
書誌発売日
:
2025.08.08
ページ数
:
384ページ
ファイルサイズ
:
4.4MB